サモアに試合を諦めさせろ-。前サントリー監督の沢木敬介氏(44)は、5日のサモア戦に向けて言った。1次リーグで、特に難しい戦いになる3戦目。サモアの誇るパワフルランナーを警戒しながらも、フィットネス、スクラムなどセットピース、組織力で日本が上回ると断言。2試合で日本の倍以上とられているサモアのペナルティーにも注目。メンタルの弱さを突いて崩すことを期待した。
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開幕2連勝で勢いに乗る日本だが、実は3戦目は一番難しい。肉体的に疲労がたまり、精神的にも緩みがちになる。最もトレーニング量の差が出やすい試合になる。ただ、日本は質も量も世界屈指のトレーニングを積んでいる。しっかりと戦えば心配はない。
サモアはスコットランドに完封負けしたが、危険なチームであることは変わらない。簡単にボールを渡すと、パラフルなランナーに自由に走られる。トライを奪われると、さらに勢いを増してくる。そういう展開にしないためには、ハンドリングミスやタックルミスをしないことが重要だ。特にFBナナイウィリアムズは要注意。自由に走ることができるスペースを与えてはいけない。
大切なのは、相手が「日本は強い」と思わせる“メッセージ”を送り続けること。スクラムやラインアウトなどセットピースで圧力をかけ続け、相手の強いランナーを止める。得点は相手を圧倒できるラインアウトからのモールで奪いたい。PGでもいいので、得点を積み重ねること。前半から日本の強みを出したい。
暑い中での試合だが、フィットネスでは日本が有利。さらにメンタルでも優位に立てる。今大会のペナルティーの数は日本が2試合で11に対し、サモアは23と倍以上。日本にないイエローカード(シンビン=10分間退場)とレッドカード(退場)もある。精神的に苦しくなるとプレーが雑になり、反則を繰り返す。サモアにあきらめさせれば、勝つことは難しくない。
もちろん4トライ以上でのボーナス勝ち点は欲しい。後半20分までに、セーフティーとなる15点まで点差を広げること。14点差だと確実に勝つためにPGを考えなければいけない。2トライ奪われても負けがない展開なら、思い切ってトライを狙いにいける。ここでボーナスを加えた勝ち点5を奪って同14まで伸ばせば、リーグ最終戦で対戦するスコットランドにプレッシャーをかけられる。



