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山梨学院9位!シード残った <第77回箱根駅伝> 山梨学院大がかろうじてシード権確保の総合9位に滑り込んだ。5位でタスキを受けたアンカー長谷が、絶体絶命の窮地に立たされた。最終10区14キ ロすぎから脱水症状に陥り、ふらつき始めた。「スタート時点で普通だった。あれっと思っていたら、耳も目も歯も痛くなった。あとは覚えていない」。意識がもう ろうとする中、体を支えるのはアンカーを務める責任感だけ。左右に蛇行し、審判車にぶつかりそうになる。かすかに聞こえてくる上田監督の声を頼りにゴー ル。すぐに医務室に運ばれた。
チームは出雲2位、全日本4位の実績を残して、7年ぶりの箱根Vを狙える実力を見せていた。それが前日の往路7位。巻き返しを狙って、長谷も気負いす
ぎた。4年最後の箱根は過酷だった。しかし執念のシード権獲得で、来年に復活Vの夢をつないだ。1年の高見沢、橋ノ口、2年のカリウキ(ケニア)ら若手が
順調に成長すれば、バランスの取れた勢力になる。ここ数年、苦戦を強いられてきた山梨学院大が、新世紀のチーム再興を見据えている。
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