メーンページ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
佐藤欠場の早大、屈辱の10位 <第77回箱根駅伝> 早大が2年ぶりにシード落ちの屈辱にまみれた。復路で追い込みを見せたものの、往路11位のブレーキと復路での4年生エース佐藤敦之主将(22)の 欠場が響いて総合10位。シード権を得られる9位以内を確保することはできなかった。 エースの穴を埋めようと一丸となった。最終10区の4年生、鈴木陽介は「シード権を失いたくなかった」と区間新のタイムをたたき出し、チームを復路5位に 浮上させた。最後の最後までいちるの望みをつないだが、わずか30秒、9位の山梨学院に及ばなかった。
佐藤の目は真っ赤だった。昨年3月のびわ湖マラソンで学生最高記録となる2時間9分50秒をマーク。史上初のサブテン(2時間10分を切った)ランナーと
して箱根駅伝に登場するはずだった。しかし、同年9月の日本インカレ後、体調不良に悩まされた。先月トレーニングを再開したものの無理がたたり、今度は
右ひざ、アキレスけんを痛めてしまった。「後輩には申し訳なかった」と佐藤。遠藤司コーチは「欠けているものを探して、何が起こっても変わらないチームづく
りを進めたい」と、来年の予選突破、本戦でのシード権奪回を誓っていた。 【田口潤】
|
|