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順大8秒差2位!山を下りて逆転だ <第77回箱根駅伝> 狙いはあくまで総合V。順大が3冠へ向けて、好位置につけた。往路を終えて、トップ中大と8秒差の2位。沢木監督は「タイム差からいうと欲深いことは言 えない。大満足です。数字の上で有利なのは事実かな」と表情を和らげた。往路優勝より大きな獲物が射程圏内に入ってきた。 わずかな不安が吉と出た。12月下旬まで、当初は山登りの5区を予定していた野口(3年)の体調が上向かなかった。大会5日前に奥田(3年)と入れ替 え、4区に起用。これが当たった。2年続けて区間1位で走りきり、チームを5位から2位に引き上げた。一方の奥田はデッドヒートに敗れながらも、確実に2 位を確保。辛口の監督も「頼りになる2人」と褒め上げた。 復路は、暫定的に補欠にエントリーされた主力2人が投入される。出雲、全日本で連続区間1位の坂井(3年)は、7区が濃厚。エースの高橋主将(4年) は、9区で勝負を決定づける。過去9回の総合優勝中、4回は逆転で成し遂げた。「復路の順大」と呼ばれた伝統も心強い。
奥田は言った。「復路の主体となる4年生に向けて、舞台はできたと思う。9区には高橋さんもいるし、8秒差なら貯金ができたようなもんなんで」。野口も「去
年のようなことがなければ、間違いなく優勝です」と勝利を確信している。
【佐々木一郎】 |
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