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スポーツ法政 '03 12月号

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箱根駅伝:法大躍進の鍵 箱根駅伝展望  5年目の挑戦 アイスホッケー:激闘の果てに インカレ展望 男子バスケ:26年ぶりの快挙達成 有終の4位 女子バスケ:4年生感動をありがとう ラグビー:いざ雪辱 悲願の日本一へ 関東学院大に大敗 コラム「栄冠目指して」  サッカー:コラム「HOSEI HEROES」 バレー:やったぜ!3位 六大学野球:2選手プロへ アメフト:甲子園制覇へ ストップ・ザ・リッツガン 2年振りの関東制覇 日本一への険しい道のり コラム「遥かなるエンドゾーン」

箱根駅伝 法大躍進の鍵 長嶺

箱根路に再びオレンジの風が吹くか。 1月2日、3日に第80回東京箱根間往復大学駅伝競走が開催される。 今大会は箱根駅伝開始から80回目の記念大会。 芦ノ湖で行われた予選会を見事1位で通過し、法大は再び箱根路に復活した。 チームの柱は主将の長嶺貴裕(経4)。 予選会ではチームトップでゴールを切り、本戦出場を掴んだ。 個性派チームを率い、最後の箱根路を駆ける。


精神的柱


 穏やかな人柄で、チームを支える主将・長嶺貴裕。 派手な活躍をしているわけではない。スピードで魅せるエースでもない。 しかし、レース終盤の粘り強さが特徴で、堅実な走りを見せる。 成田監督や選手の多大な信頼を得ている長嶺。 そのため、今大会は最重要区間の2区を走ると予想されている。 選手たちにとって、彼は安心して頼れる精神的支えなのだ。
 主将である自分自身について、「自分は徳本さん、土井さんのように派手に活躍していた主将とは違う。 だから何かを偉そうに言うことは出来ない。 その分、走るところを見せるだけです」と控えめに語る長嶺。 その言葉通り、人一倍練習をこなす。 まさに努力の人だ。
 「走って練習しているうちに、悪いところを自分自身で気がつくことがある」と練習の大切さも伝えている。
 言われてやるのでは意味が無い。 自分で気がつくことが大事なのだ。長嶺自らがそれを実践し、他の選手たちに示している。
 1年生から駅伝に出場し、チームの中核として支えてきた。 長嶺の言葉と態度には、その重みが感じられる。
 彼の陸上へのひたむきな思いは、選手たちにも届いているだろう。

今年こそ


 長嶺の穏やかで落ち着いた雰囲気は、チームにも影響しているようだ。
 苅谷部長は、「今年は浮ついたところや危うさがない」と語る。 選手が精神的に成長し、「大人のチーム」になったからだという。
 まさかの途中棄権の78回大会。16位とシード落ちをした79回大会。 常に注目を浴びる個性派揃いのチームだが、過去2大会では満足のいく結果を得られていない。 そこには、技術だけでない選手の意識の問題もあった。
 「今どんな走りをすべきか」を選手自ら考えなくては、強豪校と勝負出来ない。 この一年、その課題に取り組んできた。 意識の改革は、選手たちにも浸透していている。
 今、チームは静かに本戦を迎えようとしている。
 長嶺は「最低限シード権を狙う。喜べる結果を出したい」と力強く意気込みを語る。 そこには「今年こそはやれる」という自信が満ちている。
 長い沈黙のときは終わった。 法大が、そして長嶺が再びスポットライトをあびる瞬間が、訪れようとしている。
(市川 希美)



箱根駅伝展望 もっと力強く さらに速く 俺たちが走る

 相次ぐ故障に泣かされた昨年の法大。だが、その代償として得たものもある。1年生にして箱根駅伝に出場し、貴重な経験をした2年生の存在だ。
 昨年、5区を任された岡田拓也(経2)。予選で総合18位と、大きな試合で 結果を残せるようになった。またチームにおける自分の役割を考え始め、責任感も生まれてきた。2年生で1番経験を積んでいる岡田は、2度目の本戦で区間上位を狙う。
 3区を走り、力不足を感じたという山口航(社2)。「今年は勝負する力を付けたい」と順調に合宿をこなした。予選ではチームに貢献し自信もついてきた。順位を気にして走った山口は、堅実な走りに加えて、徐々に競り勝つ力を付けている。
 また、6区・山下りを区間3位と快走した白田勝久(社2)も忘れてはいけない。成田監督の信頼も厚く、本人も「6区しかない。区間賞を狙っている」と目標を述べた。本戦に向け疲労を残さないため、全日本大学駅伝は温存。力をためた白田がどれだけタイムを縮めるのか。ポイントとなる宮ノ下からの走り が勝負となる。
 そして波に乗っているのは2年生だけではない。3年生には佐藤浩二(経3)もいる。上りが得意で、芦ノ湖で行われた予選会でもチーム内4位の好結果を残した。上りが好きなだけに5区・山登りは「ずっとやりたい区間だった」という。1・2年次にエントリーされるも故障で断念。今年こそは、と思いも募る。3年生の意地を見せるためにも上位に食い込みたいところだ。
 さらにもう一人、即戦力となる1年生もいる。全日本大学駅伝で区間2位の走りをみせた圓井彰彦だ(社1)。20kmを走りきれるのか心配されたスタミナも、合宿を経てついてきた。理想の走りは追う展開から、抜いてトップになることだ。本戦でいかに順位を上げチームに勢いをつけるのか、圓井からも目が離せない。
 チームの中核を担う4年生に加え、3学年の戦力の向上は大きい。どの区間でも戦える今年。オレンジのタスキをかけた最後の走者が、笑顔でゴールの大手町に現れることだろう。 (下田 晶子)



5年目の挑戦

 「全員そろって箱根へ行きたい」。これは、箱根駅伝予選会を1位で通過した直後の成田道彦監督の言葉である。そこには切実とした成田監督の思いが込められている。
 ここ2年、法大は故障者に苦しんできた。怪我のために思うような結果を得ることができなっかた。就任5年目を迎えた成田監督は、「結果を出したい。シード権は最低確保したい」と語っている。そのため、年間を通じて故障対策を行ってきた。常に選手に声をかけ、無理をさせないように注意し続けた。例年に比べて練習量は少ない。しかし、チーム作りはじっくりできたと言う。苅谷部長からも「今年は手厳しさやものの言い方がきつくなった。だが、選手を把握できたからこそできることだ」と今年の成田監督の変化について語っている。
 ここまで法大は、集団走は強いが、駅伝などの1人で走る場面では弱いと言われてきた。成田監督は「自ら考え走る」ということを掲げている。これは、練習でもそうだが駅伝のような1人で走らなくてはいけない場合にも重要な要素となる。合宿では、従来の集団走を止め、個人で走らせた。「自ら考え走る」を実践させ、確実にチームをレベルアップさせてきた。
 2年連続シード落ちと奮わなかった昨年。今まで以上に今年は結果が求められる年になる。成田監督の5年目の挑戦が始まろうとしている。 
(森 隆史)
 



アイスホッケー 激闘の果てに

夢の終焉


 氷上に試合終了を告げるブザーの音が鳴り響く。しかし、決勝進出を決め歓声を挙げ抱き合っているのは、法大の選手ではなかった。彼らが誰よりも欲した優勝というタイトルは、またも一歩、及ばなかった。
 迎えた関東大学リーグ戦最終トーナメントの準決勝。24日に行われた中大戦で劇的な延長勝ちを収め、波に乗る法大に対するは、幾度となく互角の戦いを演じてきた早大。力の均衡する両校の試合は、最後まで予測のつかないものとなった。
 第1ピリオド(以下1ピリ)、法大は次々に早大ゴールに襲い掛かる。だが早大GKの堅守に阻まれ、得点ができず無得点に終わる。2ピリに入り、攻勢を強めた法大が遂にFW大日向(営2)のゴールで先手をとる。しかし法大の優勢は長く続かなかった。すぐさま同点にされると、動揺したのかミスやファールを連発。ペースを崩した法大は一挙に3点を失い1−3とリードを許してしまう。だが、法大はあきらめなかった。3ピリに入り最後の反撃に出る。縦横無尽の攻撃で早大を翻弄し、遂には大日向のシュートで1点差に迫る。しかしその後、状況は膠着状態となりそのまま試合は終了。夢は、破れた。

夢の続き


 試合を振り返り、松田主将(法4)は「1ピリでのチャンスで、決定力があったなら・・・」と語った。まさに1次から3次リーグを戦う中であらわになった法大の課題だ。また、斎藤監督は今季リーグ戦を振り返り、「好不調の波が激しかった」とも語った。だが、「うちにはスターがいない。だから全員でやる」と監督が語るように、この1年間彼らは力を一つにし「法大のホッケー=全員ホッケー」をやってきた。「選手達はよくやってくれた」(大北コーチ)。この一言に万感の思いが込められている。彼らの戦いはまだ終わっていない。必ずインカレでこの復仇を果たしてくれるに違いない。
(山本 啓介)
 



インカレ展望 チームの勝利へ!


 1月6日から栃木県日光市で、第76回日本学生氷上競技選手権大会(以下インカレ)が開かれる。法大は、この大会が大学生活最後となる松田主将ら4年生を中心に、15年ぶり14度目の優勝を目指す。
 永らくインカレ優勝から遠ざかっている法大。3年連続で準優勝に終わっているだけに、部員の間には「今年こそ優勝を」という思いが強い。「インカレでは最後に笑っているのは自分たち」(伊藤岳俊・営4)と言うように、部員達の意気込みは大きい。また、「中大や早大にあたったら、借りを返して決勝に出たい」(木村光一・営4)と、秋季リーグ戦で苦戦した大学へのリベンジも誓った。
 インカレまであと1ヶ月弱。「体力面から立て直す」(松田主将)・「もう一度激しく走りこみ、チーム全体のレベルアップをはかりたい」(大北コーチ)と語る。基礎体力面からの見直しや、チーム編成を白紙に戻し、部員の危機感をあおってチーム力の底上げを図る考えだ。部員全員の持てる力を出し切れば、優勝の栄冠を手にするのはたやすい!   
(アイホ取材班)



 


男子バスケ 26年ぶりの快挙達成
有終の4位 繋げ新時代へ

 悲願の決勝リーグ進出、そして優勝を目指したインカレ。順調に勝ち進み、3年連続で日体大とベスト4をかけて戦った。
 勝利への条件はインサイドをどう抑えるかである。「リーグでの経験が活かせた」(亀井・法2)というように、板倉(法4)や高久(法1)とうまくスイッチしながら粘り強く守る。2Q、相手のミスを逃さず、確実にシュートを決めていく。リズムのいい攻めを見せ、一気に逆転。「プレッシャーはあったけど、その中で決められた」と語る山田(法2)は31点の大活躍を見せる。そして、終始リードしたまま試合終了。26年ぶりの決勝リーグ進出を果たした。
 初戦の大東大戦は「緊張してカチカチになっていた」(佐藤コーチ)と法大らしさをまったく出せないまま敗戦。いきなり窮地に追い込まれてしまう。続く日大戦。「最後まで切れずに粘り強くできた」(末廣・営1)。どんなに点差が離れようと諦めずに食らいついていく。要所で澤岻(営4)が得点・アシストでチームを引っ張る。ラスト2秒、山田がフリースローを決め、1点差で辛くも勝利。最終戦へ望みを繋いだ。
 拓大戦は今のメンバーでプレイする最後の舞台。「4年生がいたからここまで来られたし、勝って終わりたい」(小川・営2)、「今まで下級生に助けられてきたので感謝したい。悔いの残らないようにやる」(板倉)。信頼感で結ばれた法大は一丸となって優勝を目指した。前半で21点差をつけられても動じず、個々が自分の役割を果たす。澤岻はチームをまとめ、1ON1や3P、アシストなど全面で活躍。リーグ戦から苦しみぬいた板倉は終盤に4連続3Pと意地を見せる。会場全体が法大ムードに。4Q、一時は逆転に成功するが、3点差で惜敗。4位に終わるも、感動すら覚える怒涛の追い上げに選手達は充実感に満ち溢れていた。観客を沸かせるプレイを随所に披露した澤岻はアシスト王・優秀選手賞を獲得し、ファン投票によって選出されるMIPに輝いた。
 今季で澤岻・板倉という2大エースの時代は終わる。しかし、今はもう彼らを抑えれば勝てるチームではない。外から射抜く山田、安定感抜群の小川、将来性豊かな末廣、成長著しい亀井、気持ちで戦う町田(法2)、闘志溢れる高久。「(4年間は)土台作り」(澤岻)というように2人を中心に育ててきたチームにこれだけのものが加わった。勝利への意志と爆発力は、残った選手へと受け継がれた。個性が強く、ムラがあるが、うまく機能した時には本当に強い。それが法大である。                
(高坂 知永)
  


  

女子バスケ 4年生感動をありがとう


 法大(関東12位)は12月9日、全日本学生選手権(インカレ)2回戦で松蔭女大(関東4位)に敗れ、今シーズンを終了した。
 「リーグ戦を終え、1部昇格の目標が絶たれた後だったが、モチベーションはそこそこ保っていた」(関コーチ)。1回戦の島根大(中国3位)は事前に多少の研究はしていたが、始まってみると、相手Gの独特のクロスオーバーに苦しめられた。しかし後半のシュートタッチの良さで島根大の追い上げを振り切った。2回戦で対戦した松蔭女大は1つ1つのプレーが昨年に比べ数段レベルアップしていた。得意としていたセットプレーが通用しない。最後まで果敢に点を取りに行ったが及ばず、この試合をもって4年生7人が引退することとなった。
 振り返れば、7人の4年間は、ミラクルゲームの連続であった。印象に残っている試合は、「強敵相手に残り20秒、4点差をひっくりかえした試合 」(熊谷)。「20点差を逆転した試合」(中島)。「再延長までもつれ勝利した試合」(金長)。法大を築きあげてきた彼女達の強さを感じる。
 インカレ終了後、7人は「大学の4年間、良い仲間に恵まれ、充実し楽しかった」と口をそろえた。「やりきった」、「自分を含めみんなよくやった」と言う清々しい顔がそれを物語っていた。  
(田 愛)




ラグビー いざ雪辱 悲願の日本一へ

 リーグ戦全勝をかけた関東学院大戦から1ヶ月。大学日本一をかけ、厳しい戦いが始まった。前大会は3年連続して国立の舞台に立ったものの、一歩及ばず3位。しかし、炎のタックル軍団法大は雪辱に燃えている。悲願の大学日本一を達成すべく、今法大の爆進が始まろうとしている。

王座奪回


 12月13日に開幕を迎えた第40回大学選手権。前大会3位という好成績を残した法大だが、それでも満足はしていない。頂点という栄冠以外は。
 気になる1回戦の相手は福岡工業大。九州学生リーグの覇者であるが、地力の差から法大は完封でこの試合に大勝した。
 そして前大会と違うのはここから。1回戦突破の4チームずつで総当り方式を行うことになる。法大はこのリーグで早大、東海大、京産大との対戦となった。
 東海大戦だが、先のリーグ戦では非常に苦戦。相手の反則数の多さに助けられたことは否めない。ただ、戦力的にこちらが格上なので、選手がプレーに集中してくれさえすれば、勝利は自ずとついてくる。
 次に京産大戦。得意のフォワード戦を主体に勝ちあがってきたチーム。大型新人の加入で選手層も厚くなった。その実力は法大をもってしても侮れない。油断をしてかかると、足元をすくわれかねない。気を引き締めてかかる必要がある。
 そして、山場の早大戦。前大会は準決勝で対戦し、苦杯をなめさせられた。しかし早大は去年のメンバーが半数近く去った一方で、法大はさほど変わっていない。大舞台での経験はこちらが一枚上だ。勝敗の分かれ目はフォワードの動き。両チームともバックス主体のチーム。フォワードがどれだけボールを支配し、球を出せるかが重要となってくる。春のオープン戦でも敗れているため、なんとか雪辱を果たしてほしい。

リベンジ


 そしてこの早大戦後の行方が、法大のこの後の命運を左右する。1位通過なら、おそらく相手は帝京大。しかし、2位通過だと間違いなく関東学院大と対戦することになる。先の対戦でも大敗し、ここ数年苦杯をなめさせられている。大学選手権で関東学院大は6年連続して決勝の舞台に立っている。そして今年も優勝候補の最右翼。しかもワールドカップでチームを離れていた山村主将、故障していた副将の霜村が復帰しチームに芯が通った、まさに磐石の状態。
 しかし法大にも活路はある。高さで勝るフォワードと伝統の激しいタックル、これしかない。そしてまた、選手もリベンジに燃えているはずだ。個人のポテンシャルも引けをとらないのだから、チームとしての完成度を高めていけば勝負できる。残された時間はわずかだが、法大は挑戦し続ける。大学日本一という栄冠を掴むために。  
(山岸 泰裕)




関東学院大に完敗

 11月22日、法大ラグビー部はリーグ戦制覇をかけた関東学院大との全勝対決を秩父宮ラグビー場にて迎えた。
 前半11分に先制され、さらに1トライ奪われた法大だったが、前半19分NO8磯岡(経3)が相手のパスをインターセプトし、トライを決めて反撃に出た。しかし、その後は関東学院大の強力FW陣に圧倒され、7−26というスコアで前半を終える。前半から飛ばしていきたかった法大にとっては苦しい展開になった。
 後半何とか踏ん張りたかった法大だったが、開始早々6分、後半最初のトライを関東学院大に決められてしまう。それでも10分にはLO佐藤平(経4)がラインアウトから展開してトライを奪い、流れを変えるかに思えたが、18分、20分、23分と立て続けにトライを決められ、大きく差を広げられてしまう。32分にFB小吹(経4)がトライを挙げて最後に意地を見せるも反撃はここまで。38分に駄目押しのトライを奪われて、26−62でノーサイドを迎えた。
 法大は最後までいいところを見せることが出来ないまま、またもライバルに敗れてしまった。試合後山本監督は「全勝同士でトップレベルの試合をやりたかったが、大差の試合になっていしまい責任を感じている」と重い口を開く。対関東学院大戦において62点は過去最低の失点数であった。しかし12月13日から始まる大学選手権に向けて、落胆してばかりはいられない。”関東学院大との再戦”を山本監督は約束してくれた。今回のリベンジと、その先に見える”大学日本一”という栄冠を手に入れるまで法大ラグビー部は走り続ける
(中西 浩平)




栄冠目指して 〜BEST RIVAL〜


 現在100人強の部員が所属する法大ラグビー部。しかし1試合に登録される選手はたったの22人。競技場で繰り広げられる華々しい闘いの裏には、「ポジション争い」という名の闘いが潜んでいる。その最も顕著な例が、4年間同じポジションを争っているHOの水山(法4)と谷口(社4)だ。
 野球少年だった水山が、友達に誘われてラグビーを始めたのは中学1年のとき。全国の常連校、報徳学園の付属中にラグビー部を作った。中学時代のPRから高校でHOに転向し、高2、高3年と連続で花園の土を踏んだ。進学先には「高校のチームスタイルと似ているから」と法大を選んだ。
 一方の谷口は楕円球と出会う前はレスリングに夢中であった。転機が訪れたのは水山と同じ中学1年のとき。体力作りのために入った九州の名門、鞘ヶ谷ラグビースクールでラグビーの魅力に取りつかれた。高校は強豪、東福岡へ進学。中学時代はLOだったが、高校からHOに転向し、1年のとき花園に出場した。大学は「違う大学に決まりかけていた」が、それを振り切り憧れの法大へ。
 こうして法大ラグビー部で出会った2人。「あまり目立たないが仕事をする」のが自分の特徴だといいながらも、「運動量では(谷口に)負けない」という水山。「ボールを持ってのアタック、ジャッカルする(相手のボールをを奪う)能力」に絶対に自信を持つ谷口。今季は水山がリーグ戦で6戦に出場している。しかしリーグ戦初戦の日大戦でケガをした谷口も、関東学院大戦ではリザーブ入り。2番の椅子をめぐる二人の闘いは大学選手権が本番となりそうだ。
 彼らはお互いつねに「負けたくない」というライバル心を持っている。しかしそれだけではない。「水山君がいたから自分はここまで能力伸ばせた」(谷口)、「負けたくないという気持ちで、お互い伸びていける」(水山)。今の彼らの成長はお互いの存在があったから。二人のライバルストーリーはこの冬、最終章を迎えようとしている。        
(後藤 芳恵)




サッカーコラム HOSEI HEROES  VOL.2

 2003年11月3日、1部ー2部入替戦。この試合を最後に、4年生は引退を迎えた。
 「4年になると、今までの3年間とは全然違う。」取材へ行くたび、誰もが口にした。彼らのラストシーズンに賭ける想いは、痛いくらいまっすぐ伝わってきた。寮に集まっては時間も忘れ、どんなチームを作っていこうか、チームをよりよくするにはどうしたらいいか、幾度も話し合った。時には夢も語り合った。

 「新チームが始動した当初は、新監督も決まっていなく、自分たちでチームを引っ張っていけるか本当に不安だった。」夏の終わり、いつも頼もしい答えが返ってくる長山キャプテンから、初めて聞く言葉。

 最上級生として、チームの先頭に立って、プレッシャーに押し潰されそうになったこともあっただろう。嬉しいことがあればその分、辛いことも数えきれないくらいあったろう。しかし、彼らは夢のため、チームのため、常に全力でチームを支え、走り抜けてきた。

 練習熱心で、努力家の守護神、丑澤(社4)。寮長として、そして自身のゴールでチームを引っ張った荒木(社4)。プレーはもちろん、その人柄で最後までチームを盛り立てた原(経4)。法大の鉄壁な守りを支え、チームを明るく包んだ杉本(社4)。常に、貪欲にゴールにむかうプレーで魅せた林(経4)。共にFWで体を張った長沼(経4)。出場機会には恵まれなかったが、最後までチームを後押しした浜野(経4)、増田(経4)。学生コーチとしてチームを裏からがっちりと支え抜いた今井(経4)。そして、やはりこの男の存在なしにチームは語れない、闘将・長山一也(社4)。

(後方、左より)原・増田・林・長山・今井
(前方、左より)杉本・荒木・長沼・丑澤・浜野選手
4年間、本当にお疲れさまでした!!

 4年間で、誰もが認める背番号10へと成長。歩を止めることなく進化し続けた。いつだって、がむしゃらにチームの行き先に光を照らし、導いてきた。
 彼らがピッチを去っていくのは淋しい。パワー、勇気、強さ…上手く言葉にならないけれど、抱えきれないほどたくさんのものを、私はもらい、そして教えられた。
 10人の戦士たちは言う。「この仲間に出会えて、法政でサッカーができたことが、何より一番嬉しい」と。
 サッカーで結ばれた“友情”、そして“自信”と“誇り”を胸に、戦士<ヒーロー>たちは、ピッチを巣立っていく。再び、それぞれの、新たな夢へと走り出すために…                                         
(大橋裕子)




バレー やったぜ3位

大商大倒す



 ついに法大バレー部が実力を出した。12月8日から14日まで行われた全日本インカレで3位という好結果を勝ち取ったのだ。近年ベスト8止まりだった成績から一気に躍進し、かつての伝統校が新たな一歩を踏み出した大会となった。
 決勝トーナメント4回戦までは、ほぼ完璧な内容。準々決勝は昨年のこの大会4位、関西の強豪・大阪商業大との対戦となる。コンビバレーが主体のチームだけに、副主将のセッター中西(営3)はその対策に「サーブを使ってコンビを使わせない。ブロックでワンタッチしてレシーブする」ことを挙げ試合に臨んだ。試合は壮絶な戦いとなった。1、2セットでは、中西とセンター福島(営3)合わせてブロック8本を決め、流れをつかみ2セットを連取。しかし、その後は逆に2セットを連取されてしまう。最終セットまでもつれ込み、どちらに勝利が訪れてもおかしくない状況になった。そこで試合を決めたのは法大だった。14−15から主将の鈴木(法3)のスパイクで追いつき、谷口(営1)のブロック、そして最後を決めたのは角田(法2)のスパイクだった。選手たちは声を出し、最後まで集中を切らさなかった。監督はこの試合を「ベストゲーム」、中西は強豪との勝利に「自信がついた」と語った。
 準決勝の相手は、東海大。リーグ戦でも分が悪く、自分たちのバレーが出来ずに決勝を前に敗退してしまう。だが3位決定戦が残っていた。相手は同じくリーグ戦で戦っている亜大。最近の試合では勝ちが続き「ある程度(勝つ)自信はあった」(鈴木)と言うように、接戦ながらも3セットを連取し見事、全日本インカレ3位になった。同時にこの試合で鈴木はMIP賞を受賞。「メダル(3位以上が獲得)が有ると無いとでは全然違う。来年以降の良い経験となった」(監督)。今大会で得たものは来年につながるはずだ。
 今大会、見事、猛打賞を獲得した鈴木のほかにも、今(こん)(文3)、福島などのアタッカー陣が何度も得点をあげた。コンビの向上、そして副主将の安部(法3)が感じた「粘りが出てきた」ことがこの成績につながったのだろう。来年はどれ程までに力を付けているか楽しみである。                                            
(稲葉 聡)




六大学野球 新里 佐藤がプロへ


 11月19日(水)、プロ野球ドラフト会議が行われ、新里賢捕手(法4)が 大阪近鉄バッファローズから5巡目で指名された。「寮で待機していたら、大阪 の実家で(ドラフト中継の)テレビを見ていた父から電話があった。指名されて ホッとしました」と喜びをにじませたあとで、「プロではこれからが本当の意味 でスタート。プロの世界をしっかりと肌で感じ取りたい」と気を引き締めて言っ た。
 即戦力捕手を補強ポイントに挙げていた大阪近鉄にとって、強肩が売りの新里 は大阪・浪速高出身でもあり、地元出身の方針とも合致しておりまさにうってつ けの存在。加えて、小中高、大学でいずれも主将を務めてきたことから、将来の チームリーダー候補としても期待をよせる。スカウトは「捕球から投げるまでの 速さと正確なスローイングはプロでも十分通用する。インサイドワークを含めて 大学球界ではトップクラス」と高評価。仮契約を終えた後、本人も「持ち味は強 肩。早く一軍に定着できるよう頑張りたい」と語った。
 更に、法大出身者として、大リーグ・フィリーズ傘下の1Aレイウッドでプレ ーした佐藤隆彦捕手(00年度卒)も西武ライオンズに7巡目で指名された。
 佐藤は大学まで内野手であり、卒業後は単身渡米して受験したフィリーズの入 団テストでその強肩がスカウトの目に止まり、捕手として合格した異色の経歴を 持つ。
 スカウトは「法大時代は内野手であったが、体格が良くてバッティングには光 るものがあった」と評価する。
 「捕手として数年後にはメジャーを本気で狙いたい」と語っていた佐藤にとっ て、今回の指名はまさに朗報。「(抜群の体格について)カブレラに、でかいな って言われたい」と一緒にプレーするのを楽しみにしている。西武・伊東監督も 「基礎を鍛えれば急激に伸びる可能性がある」と期待。西武にとって初の逆輸入 選手は、プロ野球界に殴り込みをかけられるか。
(藤原 悠)

▼新里 賢(しんざと けん)
1981年4月12日生まれ。177a・82`。浪速高校出身。
<4年間の通算成績>
試:55 率:.202 安:35 点:18 本:1

▼佐藤 隆彦(さとう たかひこ)
1978年8月9日生まれ。184a・98`。桐蔭学園出身。
法大卒業後はフィリーズ傘下レイウッドでプレー




アメフト 甲子園制覇へ

 プレーオフで専大と東海大を見事に降し、2年ぶりに甲子園出場を決めた法大。甲子園で念願の学生日本一を狙う。今季の法大は最後まであきらめないチーム。得点力に不安を抱えながらも、ディフェンス陣が好調を見せ、接戦を制してきた。甲子園で昨年の王者立命大を相手に、どんな試合を見せてくれるのか。打倒立命大を目指す熱い男たちの戦いが始まる。

鍵は攻撃陣

 「ディフェンス陣に頼りっぱなしでオフェンスはとてもふがいない結果になってしまった」QB永浦(文3)が語るように今季の法大トマホ−クスはディフェンス陣に頼りすぎてしまう傾向があり、得点力不足が叫ばれる。もしかしたら負けるのではと、ヒヤヒヤさせられる試合はほとんどオフェンスが攻めきれないことが原因でTDを奪えない試合だと言っても過言ではない。
 今季の試合を振り返ってみても、大量得点で法大が勝利した試合は10月5日の帝大戦の55−14という試合だけで、あとはすべてロースコアゲームを競り勝つ形となっている。
 「オフェンスの出来が勝ちにつながる」と大森監督が語るように今季はオフェンスがいかに点を取るかが鍵を握る。多彩なオプション攻撃や法大自慢のスピード攻撃を活かすためにもオフェンスラインの活躍が期待されるLT吉澤(文4)は「法大のラインはスピードで勝つ」と語る。この力を甲子園でも惜しみなく発揮して欲しい。
 立命大と戦っていくためには甲子園でTB伊藤喜(法3)(以下伊藤)の走りがキーになる。伊藤はリーグ戦では守備の徹底マークにも負けず、925ヤードを走った脅威のTBである。まず伊藤のランでファーストダウンを奪い、最後TDはUB小沼(法4)が決める。これが法大の得点パターンだ。もう一人「今季1番伸びている選手」と大森監督が語る、TB丸田(法1)のプレーにも注目したい。伊藤ほどの力強さはないものの、大事な場面でロングゲインを見せてくれる。またパントリターンでもリーグ2位の成績を収めている。

打倒立命大

 立命大との対戦にあたり、伊藤は「甲子園ではオフェンス全体が頑張って勝ちたい」、小沼は「自分がやれることをやるだけ。自分達のペースで仕事を一つ一つこなしていきたい」と意気込みを熱く語った。今回が甲子園初出場となる永浦も「今やっとスタートラインに立てた。甲子園では勝っていい結果を残したい」と意欲満々だ。
 立命大はランディフェンス、パスディフェンス共に強力なため、法大にとっては厳しい試合となることが予想される。しかし彼らのこの言葉どおりに打倒立命大を誓い全員が力をあわせて戦えば、立命大との戦いも勝利が期待できるのではないか。
(高梨 幸江)




ストップ・ザ・リッツガン


 「一発ロングゲインを無くして、刻んでいって、少ない点で抑えていけれ ば」と副将LB中井(法4)は強力な立命大オフェンスへの対策を語った。 1試合平均得点48.7点。2001年から導入したリッツガンと称される ショットガン隊形からの攻撃は、今年も関西学生リーグで圧倒的な爆発力を 発揮してきた。学生No.1のQB高田、スピード溢れるWR冷水ら能力の高い 選手を多く揃える立命大オフェンス陣を主将DT會澤(文4)率いる法大デ ィフェンスがいかに止めることが出来るかが、試合の流れを左右する。
 2年ぶりの甲子園ボウル出場を果たした法大の原動力は何といっても守備 陣。クラッシュボウルでも主将會澤率いる守備陣が最後まで集中力を切らさ ず、勝負所で踏ん張ってきた。ケガでリーグ戦の戦列を離れていたDE野村 (営4)、CB小井手(営4)ら主力メンバーも続々復帰してきており、甲 子園ボウルにはベストメンバーで臨める。
 「個人能力が高いので、個人技で持って行かれたくない」と立命大攻撃の 印象を主将會澤は語った。「ランが圧倒的に多く、ランが出るとパスも出る」 (中井)というパスではなく、ランプレ−が軸のショットガン攻撃が特徴の リッツガン。「ボディバランスも良いし、サイズはないが速い」(會澤)と いう立命大RB陣をスピードある中井、二上(営3)ら法大LB陣がタック ルミス無く止めなければ法大に勝機は無い。そして、なによりも一番の脅威 なのがパスプレ−だ。冷水、木下、長谷川ら好選手が揃うWR陣、大型OL 陣、そして2年連続リーディングパッサ−のQB高田を中心としたパッシン グユニットは1試合平均311.4ヤードを稼ぎ出した。「高田は投げるま でのタイミングが早いので、DBがパスカバーをしっかりし、ワンテンポ、 ツーテンポ遅れて投げさせたい」(會澤)と今季一番成長したスピード自慢 のDBの活躍が鍵を握る。さらに、「(立命大OLは)パスプロ上手いが、 昨年と比べてスピードないんで、DLが十分圧倒できる」(中井)と會澤、 野村(営4)を中心としたDL陣が立命大OLとどのような勝負を繰り広げ るかが見物になるだろう。脅威の立命大オフェンスに対し、法大は自慢のス ピードで勝負を挑む。
 「甲子園ボウルで勝つことを目標に今年はやってきたので、立命大に勝た ないと意味が無い」と主将會澤は甲子園ボウルへの決意を語った。挑戦者と して1からスタートし、再び甲子園に戻ってきた今年。今年から始まる新た な歴史を刻むためにも、この試合は絶対負けられない。
(村 篤史)




2年ぶりの関東制覇

準決勝・専大戦


   1Q早々に法大SF里吉(営3)がパントブロックしたボールをSF鹿島 (営3)がエンドゾーンで押さえTD、法大が先制。その後は両守備陣が踏 ん張り、均衡状態が続くが、2Q9分すぎに専大の70ヤードのTDパスで 同点に追いつかれる。後半に入ると法大攻撃がリズムを掴む。TB伊藤喜 (法3)、UB小沼(文4)がゲインを重ね、専大陣深くまで攻め込み、最 後は小沼のTDで突き放す。終盤、専大が猛攻を仕掛けるが、守備陣が踏ん 張り、逃げ切った。

決勝・東海大戦


  法大がK飯塚(営2)のFGで幸先良く先制すると、さらにTB丸田(文 1)のTDランなどでリードを広げる。この日はこれまで沈黙していたQB 永浦のパスが冴える。ランを中心とし、要所でパスを効果的に織り交ぜた攻 撃は、東海大守備陣を翻弄する。後半に入ると東海大守備の前になかなか追 加点が奪えず苦しい展開が続くが、K飯塚が44ヤードのFGを成功させ、 東海大を引き離す。一方、今季の法大を引っ張る守備陣はこの日も好調。大 森監督が「2本は取られると思っていた」と語った東海大攻撃を最後まで集 中力を切らさず封じ込めた。中でも3回のQBサックをしたDE野村(法4) はクラッシュボウルMVPに選ばれた。攻守ともに東海大を圧倒し、2年 ぶり11回目の甲子園ボウル出場を決めた。




甲子園展望 日本一への険しい道のり

 法大と甲子園で対戦するのは立命大。立命大は昨季日本一を達成した選手を数多く残し、今季も圧倒的な試合内容で関西学生リーグを優勝した。
 立命大オフェンスは昨季年間MVPのQB高田を中心としたショットガンオフェンスを展開するが真の武器はランにある。
 大型ラインを活かしたRBのランはもちろん、並のRBを遥かに超える走力を持つレシーバーのランアフターキャッチも脅威だ。
 つまり立命大オフェンスを封じ込めるにはRBのランをDLとLBの素早いタックルで最小限にとどめなければならない。
 パスオフェンスに関してもDBがレシーバーを的確にマークできればQBが長い間ボールを持つことになり、QBサックを奪える機会が増す。
 また仮にパスを通されてもマークが出来ていれば即座にレシーバーを止めることが出来る。だが立命大のディフェンスから得点するのはオフェンスを止めるよりも困難である。特にランディフェンスは群を抜いているのでランオフェンスが中心の法大にとっては厳しい状況だ。
 法大が得点を挙げるにはバランスのよいプレーコールで相手に的を絞らせないようにする必要がある。
 ただそれでも得点を奪うのは困難だろう。そのためスペシャルチームがパントで常に好フィールドポジションを得ることと、確実にFGを決めることも不可欠である。
 法大が勝利するにはロースコアの展開に持ち込まなければならない。苦戦が予想されるが、今季接戦を経験してきたトマホークスは強い精神力で必ず勝利を掴むだろう。



遥かなるエンドゾーン 一瞬に懸ける仕事人達

 試合が接戦になったときはスペシャルチームの出来が勝負の明暗を分ける。
 今季トマホ−クスはリーグ戦、プレーオフと接戦をものにしてきたが、その原動力は要所で見せたスペシャルチームの好プレーにある。
 法大でスペシャルチームの中核をなすのはサッカー部仕込みの強力なキック力が武器のK柴田(社3)、正確無比のパンター井芹(経3)、そして冷静にFGを決めるLB飯塚(法2)の3人だ。
 プレーオフ決勝ではこの3人の活躍が勝利を呼び寄せたと言っても過言ではない。柴田がキック、井芹がパントで常に好フィールドポジションを獲得すれば、飯塚も38ヤードと44ヤードのFGを決めて勝利に大きく貢献した。
 甲子園では高い守備力を持つ立命大から得点を奪うためにFGを確実に決めることが必要不可欠となる。
 「蹴るときは必ず決める。キックで試合の流れが変わるのでチームにこうけんしたい」と決意を語る飯塚からは安心感が感じられる。
 またパントでも相手を常にゴールラインから遠い場所に追いやらなければならないが、「(井芹は)精神的に図太くて器用、(柴田は)飛距離がある」と大森監督は2人に全幅の信頼を置く。
 苦戦が予想される甲子園ボウルだがスペシャルチームの活躍が法大を勝利に導くだろう。
(早坂 茂)




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