オープン戦・日大定期戦
力の差見せつけたものの思わぬ大苦戦
SCORE
チーム | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
法 大 | 13 | 7 | 14 | 7 | 41 |
日 大 | 0 | 14 | 7 | 14 | 35 |
---|
|
得点経過
| 時間 | チーム | プレイヤー | プレー | TFP | G/NG | 経過 |
1Q | 0:18 | H | 桑野→円谷 | PASS | K | NG | 6-0 |
| 4:07 | H | 長村 | RUSH | K | G | 13-0 |
2Q | 2:47 | H | 長村 | RUSH | K | G | 20-0 |
| 6:59 | N | 吉田→蓮見 | PASS | K | G | 20-7 |
| 11:44 | N | 吉田→蓮見 | PASS | K | G | 20-14 |
3Q | 5:17 | N | 吉田→遅沢 | PASS | K | G | 20-21 |
| 5:56 | H | 桑野→山崎 | PASS | K | G | 27-21 |
| 6:18 | H | 桑野→小沼 | PASS | K | G | 34-21 |
4Q | 3:17 | N | 吉田→遅沢 | PASS | K | G | 34-28 |
| | H | 桑野 | RUSH | P | G | 41-28 |
| 10:31 | N | 吉田→遅沢 | PASS | K | G | 41-35 |
|
|
|
スターター
TE | 30 | 井芹 一 |
LT | 73 | 吉澤 拓哉 |
LG | 66 | 鈴木 智也 |
C | 70 | 山口 孝文 |
RG | 58 | 久光 祐史 |
RT | 77 | 宮内 武一 |
WR | 25 | 久米 康二郎 |
QB | 17 | 桑野 智行 |
UB | 22 | 小沼 裕次郎 |
TB | 2 | 長村 英明 |
SE | 1 | 円谷 望 |
K | 8 | 山崎 啓介 |
|
|
DE | 90 | 野村 和範 |
DT | 79 | 西川 岳志 |
DT | 59 | 久保木 鉄平 |
DE | 9 | 會沢 俊太 |
LB | 57 | 鷲井 秀剛 |
LB | 47 | 二上 雄介 |
CB | 24 | 大浦 渉 |
CB | 26 | 川畑 勉 |
CB | 27 | 小井出 智啓 |
SF | 37 | 水上 由貴 |
SF | 21 | 鹿島 祐太 |
P | 30 | 井芹 一 |
|
|
日大定期戦通算成績 法大10勝22敗2分
第34回日大定期戦、昨年創部以来初の入れ替え戦を味わった甲子園ボウル最多優勝記録を持つ名門・日大。それに対し関東8連覇中、関東ではもはや敵なし、オープン戦では2戦連続で完封勝利中の法大。毎年注目が集まるこの試合。今年は日大が昨年とは見違えるプレー振りを見せ、予想に反し大接戦となった。
試合は日大のキックオフで開始。試合はワンプレー目から動いた。フレックスボーンから桑野のディープパスが円谷へ通りそのまま独走のTD。開始早々のビッグプレーに昨年同様大差の勝利を予感させた。その後も桑野のパス、オプション共に冴え、法大は得点を重ねる。
しかし今年の日大はここからが違った。日大ショットガンの要、QB吉田、WR堀川、遅沢らがテンポのいいコンビネーションを見せ法大陣に攻め入る。昨年明白に劣っていたラインも力をつけ、QB吉田はスクランブル、パスに昨年のような迷いがない。2Q、6分59秒には今季法大初失点となるTD。そして3Qには遂に逆転を許してしまう。法大は終了直前までQB桑野が出場し日大を突き放す。しかし日大は最後まで追いすがり、一本差まで詰よる。更に残り1分30秒、日大はオンサイドキックに挑む。しかしこれを法大が抑え勝利を収めた。
法大はケガで多くの選手を欠き、いつものようなラッシュをかけることが出来なかったとは言え、日大に20を超えるFDを奪われた。
法大の得意とするブラストからの消耗戦を挑むことはなく、まだまだ余力は感じさせたが、日大にあと一歩のところまで詰め寄られた。リーグ戦では同ブロックに入る日大。昨年とは気合いの違いは明白。ベンチには強い日大らしさが戻っていた。秋季の手強い相手になるだろう。
法大は得点力の高さをこの試合も見せたが、FG、TFPのキッキングミスが初戦から続いているのが心配である。
次戦は19日の専大戦。ヨコハマボウル前の最終戦、学生相手としては最後の強豪校との対戦となるだけに春季の一つの節目として注目したい。
コメント
大森監督:「悪いところが全部出てくれた。ここまでの試合が順調に来すぎだった。日大だから今日はあまりショットガンは使わなかった。日大は昨年のチームに比べれば相当上。DBが早かった。
ウチも関西もそうだけど春はまだまだ調整。チームスタイルもプレーの精度も全然出来上がっていない。ウチは秋にはもっともっと上のレベルを期待している。」
青木助監督:「日大は強くなった。日大とやるときは、ラインを3セット用意し、ローテーションでまわしている。でも今日はメンバーが揃わなかったからラッシュをかけられず、サックできなかった。オフェンスは順調にきている。」