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ホームアメフトホーム02'春・オープン戦
2002年リーグ戦へ
春季オープン戦: 一橋大戦 ヨコハマボウル 専大戦 日大戦 関大戦 慶大戦

春季最終戦・一橋大戦
次代へ繋げる完封勝利もチームには危機感

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大13271454
一橋大
得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NG経過
1Q6:39H長村RUSHKG7-0
9:04HRUSHKNG13-0
2Q0:17H永浦RUSHKG20-0
6:06H押部RUSHKG27-0
8:07H永浦RUSHKG34-0
11:47H小沼RUSHKNG40-0
4Q5:10H小沼RUSHKG47-0
10:13H小沼RUSHPG54-0
スターター
TE30井芹 一
LT73吉澤 拓哉
LG66鈴木 智也
53相馬 裕士
RG55工藤 大輔
RT50大山 忠介
WR25久米 康二郎
QB11永浦 公人
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE80国友 崇
10柴田 裕樹
DE95宮下 友佑
DT97杉山 健二
DT94杉本 侑亮
DE91長谷川 賢悟
LB42森田 雅也
LB44三溝 修司
LB43飯塚 啓太
CB24大浦 渉
CB27小井出 智啓
SF23清水 新
SF21鹿島 祐太
30井芹 一

 夏を思わせる炎天下の川崎球場で行われたオープン戦最終戦の対一橋大学クリムゾン戦。
 この日のトマホ−クスは、主将の鷲井、西川、桑野といった主力の多くを温存し、これまであまり出場機会に恵まれなかった選手を多く起用し、この一戦に臨んだ。
 法大のリタ−ンで始まった試合。前半のQBを務めたのは、今期初のスタ−タ−となった永浦。永浦はラン主体の攻撃を展開していった。TB長村がオープンを、UB小沼,押部が中央を突き、何度も一橋大守備を突破し、TDを奪う。中でも押部は約40ヤ−ド付近からTDを上げるなど、一年生ながらも堂々としたプレ−を見せた。後半は青木助監督が、「二人ともいいものを持っている」と語った、一年生QBの市川と那須が登場した。 ディフェンスは、杉本,長谷川の一年生二人が入ったDLが一橋大OLを終始圧倒、LB陣も森田を中心に完封勝ちに貢献した。

コメント

青木助監督:「今日は全然ダメ。相対的に覇気がない。秋に向けてこれから猛練習しないと、このままだと厳しい。」


学生オールスター戦・西宮ボウル 法大から8選手選出

 学生アメリカンフットボール界春の恒例である、学生オールスターゲーム・西宮ボウル。関東学生選抜に法大からは、主将としてLB・鷲井秀剛ら8選手、スタッフとして坂口コーチ、細谷学生トレーナーが選出された。
選出選手は以下のとおり。

関東学生選抜 法大選出選手
WR円谷 望4年
TB長村 英明4年
WR久米 康二郎3年
CB小井出 智啓4年
LB鷲井 秀剛4年
DL久保木 鉄兵4年
OL吉澤 拓哉3年
DL西川 岳志4年


ヨコハマボウル アサヒビールSS戦
Xリーグの強豪から得た確かな手応え

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大
アサヒビール141342
得点経過
時間チームプレイヤープレーヤードTFPG/NG
1Q1:17H桑野RUSHRNG
1:34A花房KOR85KG
10:50A東野→橋詰PASS15KG
2Q3:56A東野→稲垣PASS3KG
12:25H柴田FG19--
3Q3:47A河合F・RET-KG
7:11A伊是名RUSH5KNG
4Q0:10A中村RUSH2PG
スターター
TE30井芹 一
LT73吉澤 拓哉
LG66鈴木 智也
70山口 孝文
RG55工藤 大輔
RT77宮内 武一
WR25久米 康二郎
QB17桑野 智行
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE円谷 望
10柴田 裕樹
DE90野村 和範
DT79西川 岳志
DT59久保木 鉄平
DE會沢 俊太
LB57鷲井 秀剛
LB41小菅 達矢
LB47二上 雄介
CB26川畑 勉
CB27小井出 智啓
SF37水上 由貴
SF21鹿島 祐太
30井芹 一

STATS
アサヒビール  法大
16FD
72-337総獲得ヤード
(回数-ヤード)
55-293
51-222ラン
(回数-ヤード)
46-277
16パスヤード115
21-11-0(試投-
成功-INT)
 9-3-2 
2-10反則0-0
1-0ファンブル
(回数-喪失)
2-0
32:25ボール
所有時間
27:35
 昨週の専修大戦で4年ぶりの関東での敗戦を喫した法大。鷲井主将は頭を剃りヨコハマスタジアムに現れた。試合前「この試合のために春はやってきた。今日は色々出すよ」と語った大森監督。試合は開始早々からビッグプレーで動く。
 法大のレシーブで始まった試合。自陣24ヤードからの最初のプレー、フレックスに構えたオフェンスは右側へのスイープフェイクから、QB桑野が左にカウンターキープ。相手の意表を突くプレーにそのまま桑野が60ヤード独走し、法大は早々と好機を迎える。最後は桑野が、自らエンドゾーンに持ちこみTD。TFPこそ2ポイントを狙い失敗したが、幸先の良いスタートを切ったかに見えた。しかしXの強豪アサヒビールは続くキックオフリターンで花房が独走のTD。社会人のブロックの強さを思い知らされると共に、僅か17秒で逆転を許してしまう。
 この試合、桑野のパスは決定力に欠き、1Qにはラン、パスを併用するが、ランが効果的にゲインしていたこともあり、2Q以後は長い距離を残す時以外は、I、フレックスからのランのみの攻撃を法大は見せる。そのランで、良い流れを幾度も作った法大だったが、桑野が2度のインターセプトをくらい、好機を逸する。
 シルバースターのバランスアタックの前にコンスタントにゲインを奪われた法大だったが、西川、鷲井、小菅らが再三のロスタックスを見せた。
 前半はその後リードこそ広げられたが、攻撃もランの手応えを感じ、ディフェンスも徐々に良い流れを作り、後半に希望を持たせる展開で終えた。
 しかし、後半は突然降り出した白線が見えなくなるほどの大雨でゲームは大きく荒れる。シルバースターのレシーブから始まった後半。法大はピンチをディフェンスのビッグプレーでしのぐ。しかし、大雨でオフェンス陣はボールが手につかず、法大は再三のパントミスをしてしまい、それをリカバーされTDを奪われるなど、法大、シルバースターともに、雨にゲームを左右される。結果的にXリーグの強豪・シルバースターに圧倒された法大だったが、前半はオフェンス、ディフェンスとも、社会人への手応えを感じさせた。
 この試合の詳細は本紙6月号にも掲載致します。

コメント

大森監督:「この春はこの試合のために取り組んできた。前半はてごたえがあった。ああいう流れを試合を通して出来るようになればいい。プレーの組み方が悪かった。オフェンスとディフェンスのつながりが全然ダメ。ディフェンスが持ってきた流れをオフェンスが切っちゃう。リズムが全然ダメ。
 専修戦のあとは選手たちの顔つきが変わった。やっと危機感をもってきた。」


オープン戦・専大にまさかの完敗
関東学生に4年ぶりの敗戦
来週26日横浜スタジアムでシルバースター戦

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大
専 大1414

 

得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NG経過
2Q11:32H伊藤喜RUSHKNG6-0
3Q6:53S工藤RUSHKG6-7
11:07S久野→尾崎PASSKG6-14
スターター
TE30井芹 一
LT73吉澤 拓哉
LG66鈴木 智也
70山口 孝文
RG58久光 祐史
RT77宮内 武一
WR25久米 康二郎
QB17桑野 智行
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE円谷 望
10柴田 裕樹
DE會沢 俊太
DT79西川 岳志
DT59久保木 鉄平
DE91長谷川 賢悟
LB57鷲井 秀剛
LB47二上 雄介
LB42森田 雅也
CB24大浦 渉
CB26川畑 勉
SF37水上 由貴
SF21鹿島 祐太
30井芹 一


4Q・ラッシュをかわしキープするQB桑野(17番)
4年ぶりの屈辱
 川崎球場に勝利へのカウントダウンがこだました。いつもとは明らかに異なる状況に選手たちは動揺を隠せなかった。全ての力を出し切っての完敗だった。現役選手たちにとって始めての屈辱である。4年ぶりの関東での敗戦。オープン戦とはいえ、この状況を誰が想像し得ただろうか。法大の関東での敗戦は98年9月5日・リーグ戦初戦の早大戦以来オープン戦を含み4シーズンぶりとなる。専大戦の敗戦は更にさかのぼり92年11月8日リーグ戦以来10シーズン振りである。
再三の好機も・・
 試合は法大のレシーブで開始。最初のシリーズをパントで終えた法大だったが、すぐさま、敵陣23yで専大のファンブルをリカバーし、好位置で攻撃権を得る。専大のスピードそしてサイズのあるDLを前に攻めあぐね、法大は15y付近でFGを狙う。しかしK柴田が外し得点機を逸する。その直後CB川畑が、専大のパスをインターセプトし、再び好機を迎えるが、専大のディフェンスを前に止められる。
 2Q、長いドライブで、敵陣1yまで攻めこんだ法大だったが、ここに来てファンブルし、専大にリカバーされてしまう。その後も専大のバックスの1対1の強さに加え、持ち前のDLを前に陣こそ進めるが、ビッグゲインを奪えず得点を挙げることができない。試合が動いたのは、2Q終了直前。プロIからQB桑野が、TBに伊藤喜にオプションピッチ。それを伊藤がエンドゾーンまで運びTDを奪う。しかし、TFPをスナップミスし失敗。今季の課題となっているキッキングでこの試合二度目のミスをする。2Q終了時では、得点こそ拮抗していたが、法大が主導権を握っていた。
まさかの逆転劇
 しかし、3Qに入り、専大が法大のディフェンスのタイミングをずらすランプレーで、法大陣エンドゾーン間際まで攻め入る。このピンチは、法大がFGにしのいだかに思えた。しかし、専大のFG時に法大がペナルティー。FDを奪われ、自陣1yから専大の攻撃を許してしまう。このピンチに専大・工藤にダイブを決められTD。TFPも成功し、専大にリードを許す。それに対し法大は、専大の良く研究された法大対策の前に攻めあぐね、3Qに一つもFDを更新することが出来ない。その中、3Q終了間際に専大は、再び法大陣に攻め入る。前半止めていたはずの中央をつくランも、後半には専大OLのタイミングをずらした巧みなブロッキングを前に次々に決められてしまう。11分7秒、ついに専大はQB久野からWR尾崎へのTDパスをきめ、法大を8点差と突き放す。
敗北へのあせり
 4Qに入り桑野が足を負傷。一年生QB市川に交代する。市川の投入で、法大はFDを次々更新。良い流れが法大に来たかと思われた。しかし、市川がこの日幾度もOLを突破していた専大DLの餌食となる。パスプロテクションの間を入った専大ディフェンスに市川がサックされ、そのボールをファンブル、それをリカバーされ、またもや好位置での好機を逸する。これまで専大DLのラッシュを持ち前のテクニックと冷静な判断でかわしてきた桑野だったが、新人の市川にとっては酷な状況だった。
 専大は再度得た攻撃権を活かし、エンドゾーン付近まで詰め寄る。しかし法大DB陣が最後にビッグプレーをみせる。SSF水上のロスタックル、そして6分15秒、SF清水がインターセプト。関大戦、日大戦に続くDB陣の活躍で逆転への望みをつなぐ。
 ここからのオフェンスは、勝利に対して貪欲だった。オープン戦ではあるが、負けられない気持ちがプレーにも表れていた。
 法大は再び桑野を投入。1度でもターンオーバーを許されない状況。攻撃権が専大に渡った瞬間、法大の4年ぶりの関東での敗退が決する。しかし、ここでも専大のディフェンスが立ちはだかった。法大は二度ギャンブルをTB伊藤のランで成功。しかし3たびギャンブルに追い込まれる。桑野はフォースダウンに選択したのはパス。しかし、ターゲットが見つからずスクランブルに。万事休すかと思われたが、桑野が執念のセカンドエフォートでかろうじてFDを更新。タイムアウトを使い果たした法大は、ノーハドルで攻撃を見せ、残り1分あまり、相手陣10y2ndダウンまで詰よりスパイク。最後の攻撃に懸ける。しかし、残る2プレーを桑野のパスにかけたが、パスがそれターンオーバー。最後は専大・久野がニーダウン。法大4年ぶりの関東での敗戦が決まった。
限界無き挑戦へ
 法大は昨年からのメンバー喪失はほとんど無い。OLに至っては昨年のメンバーを4人残す。その中での敗北は、誰もが思いもしていなかっただろう。専大の法大対策は万全だった。先週の日大においても同様だが、今年の関東は打倒法政の機運がより一層高まっている。これまで関東での課題だった法大オフェンスを止める策が明白になりつつあるというのが一因であることは否定し得ないだろう。
 しかし、法大選手の個々の力、選手層の厚さは関東で群を抜いていることも明白。この敗北が本当に強くなるためのきっかけともなりうる。
 今年のチームスローガン「NO LIMIT」。限界無き挑戦の本当のスタート地点にたったのではないだろうか。
 次週は今春の総決算ヨコハマボウル・対シルバースター戦。今春の目標だったこの試合を前に、思わぬ苦境に立たされた法大。いったい次週どのような戦い振りをみせてくれるのだろうか。

コメント

大森監督:「こういうものなのだろう。全てにおいてうちの実力が無かった。選手一人一人が自分の力の出し方を分かっていない。せっかく良い資質を持っているにも関わらず自分の力を出し切れていない。もっともっと努力をしないといけない。
これまでうちは名前で勝っていた。我々はこのままの実力で勝てるなんて思っていない。選手たちは自分達が勝てない実力であることをわかっていなかった。うちの実力不足で負けた。それだけだろう。どうしたら自分達の力を出し切れるか選手たち一人一人がもっともっと考えなければならない。
(ヨコハマボウルについて)今の状況ではボコボコにされるだろう。シルバースターに胸をかりるだけ。」

青木助監督:「今までが点をとり過ぎていただけ。(法政は)今年はメンツが落ちてる。(ヨコハマボウルは)ランとパスのバランスを良くしてやっていきたい。」


オープン戦・日大定期戦
力の差見せつけたものの思わぬ大苦戦

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大131441
日 大141435
得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NG経過
1Q0:18H桑野→円谷PASSKNG6-0
4:07H長村RUSHKG13-0
2Q2:47H長村RUSHKG20-0
6:59N吉田→蓮見PASSKG20-7
11:44N吉田→蓮見PASSKG20-14
3Q5:17N吉田→遅沢PASSKG20-21
5:56H桑野→山崎PASSKG27-21
6:18H桑野→小沼PASSKG34-21
4Q3:17N吉田→遅沢PASSKG34-28
H桑野RUSHPG41-28
10:31N吉田→遅沢PASSKG41-35
スターター
TE30井芹 一
LT73吉澤 拓哉
LG66鈴木 智也
70山口 孝文
RG58久光 祐史
RT77宮内 武一
WR25久米 康二郎
QB17桑野 智行
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE円谷 望
山崎 啓介
DE90野村 和範
DT79西川 岳志
DT59久保木 鉄平
DE會沢 俊太
LB57鷲井 秀剛
LB47二上 雄介
CB24大浦 渉
CB26川畑 勉
CB27小井出 智啓
SF37水上 由貴
SF21鹿島 祐太
30井芹 一

日大定期戦通算成績 法大10勝22敗2分

 第34回日大定期戦、昨年創部以来初の入れ替え戦を味わった甲子園ボウル最多優勝記録を持つ名門・日大。それに対し関東8連覇中、関東ではもはや敵なし、オープン戦では2戦連続で完封勝利中の法大。毎年注目が集まるこの試合。今年は日大が昨年とは見違えるプレー振りを見せ、予想に反し大接戦となった。
 試合は日大のキックオフで開始。試合はワンプレー目から動いた。フレックスボーンから桑野のディープパスが円谷へ通りそのまま独走のTD。開始早々のビッグプレーに昨年同様大差の勝利を予感させた。その後も桑野のパス、オプション共に冴え、法大は得点を重ねる。
 しかし今年の日大はここからが違った。日大ショットガンの要、QB吉田、WR堀川、遅沢らがテンポのいいコンビネーションを見せ法大陣に攻め入る。昨年明白に劣っていたラインも力をつけ、QB吉田はスクランブル、パスに昨年のような迷いがない。2Q、6分59秒には今季法大初失点となるTD。そして3Qには遂に逆転を許してしまう。法大は終了直前までQB桑野が出場し日大を突き放す。しかし日大は最後まで追いすがり、一本差まで詰よる。更に残り1分30秒、日大はオンサイドキックに挑む。しかしこれを法大が抑え勝利を収めた。
 法大はケガで多くの選手を欠き、いつものようなラッシュをかけることが出来なかったとは言え、日大に20を超えるFDを奪われた。
 法大の得意とするブラストからの消耗戦を挑むことはなく、まだまだ余力は感じさせたが、日大にあと一歩のところまで詰め寄られた。リーグ戦では同ブロックに入る日大。昨年とは気合いの違いは明白。ベンチには強い日大らしさが戻っていた。秋季の手強い相手になるだろう。
 法大は得点力の高さをこの試合も見せたが、FG、TFPのキッキングミスが初戦から続いているのが心配である。
 次戦は19日の専大戦。ヨコハマボウル前の最終戦、学生相手としては最後の強豪校との対戦となるだけに春季の一つの節目として注目したい。 

コメント

大森監督:「悪いところが全部出てくれた。ここまでの試合が順調に来すぎだった。日大だから今日はあまりショットガンは使わなかった。日大は昨年のチームに比べれば相当上。DBが早かった。
 ウチも関西もそうだけど春はまだまだ調整。チームスタイルもプレーの精度も全然出来上がっていない。ウチは秋にはもっともっと上のレベルを期待している。」

青木助監督:「日大は強くなった。日大とやるときは、ラインを3セット用意し、ローテーションでまわしている。でも今日はメンバーが揃わなかったからラッシュをかけられず、サックできなかった。オフェンスは順調にきている。」


オープン戦・関大戦
2戦連続シャットアウト勝利

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大121440
関 大
得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NG経過
1Q1:17H桑野RUSHKG7-0
2Q1:49H桑野RUSHKG14-0
3Q3:13H桑野→久米PASSKNG20-0
8:19H桑野→井芹PASSKNG26-0
4Q0:36H円谷RUSHKNG32-0
7:54H押部RUSHPG40-0
スターター
TE85植田 大学
LT73吉澤 拓哉
LG66鈴木 智也
70山口 孝文
RG55工藤 大輔
RT77宮内 武一
WR25久米 康二郎
QB17桑野 智行
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE円谷 望
10柴田 裕樹
DE95宮下 友佑
DT79西川 岳志
DT97杉山 健二
DE會沢 俊太
LB57鷲井 秀剛
LB41小菅 達矢
LB47二上 雄介
CB26川畑 勉
CB27小井出 智啓
SF37水上 由貴
SF21鹿島 祐太
30井芹 一

 毎年恒例の関大定期戦。例年安定した力を誇るも、あと一歩の所で、関西2部に甘んじる関大。しかし、実力は関東中堅クラスと互角と言っても過言ではない好チームである。
 試合は法大のリターンで始まる。この試合、QBは4Q途中までを桑野、その後を市川が務めた。フレックスボーンを基調に攻撃、ショットガンは約5分の1の割合だった。法大はQB桑野のスクランブルで先制を挙げるも、相手LB、DB陣のスピードの前に、法大持ち前の爆発力を発揮できない。ランはライン突破こそするものの、関大の早い潰しにあいビックゲインにはいたらない。桑野はパス成功率こそ高かったが、2本のインターセプトを食らう。堅実なドライブで、得点こそ重ねたが、昨季の関学大戦同様、LB、DBのスピードを前にした時の課題が残ったのではなかろうか。
 ディフェンス陣は、相手エースQBの好パスを前に苦戦を強いられた。結果的に無失点にこそ抑えたが、幾度も自陣深くまで、攻めこまれた。そのピンチを救ったのがCB陣。川畑、大浦らが、土壇場でインターセプトを見せ、再三のピンチをしのいだ。
 次戦は12日の日大定期戦。昨季こそ入れ替え戦行きの屈辱を味わった日大だが、数々の名勝負を生んできた対戦だけに、近年法大との力の差は平あきつつあるが楽しみである。

コメント

大森監督:「まだ新しいチームになったばかりで自分達の力を出し切れていない。関大のディフェンスバック陣のスピードは素晴らしかった。それを相手にこんなものかと言う気持ちもあるが、まだまだ不満足。持っている実力からすれば今日の結果では全然満足していない。良い一年生もたくさん入ってきた。もっともっと伸びるチームだと思っている。今年のチームには強さ、荒々しさがない。ただ、最終的にこういうチームになって行くのかとも思う。今日の桑野は本人も不本意な結果だったと思う。自分のカラーが出し切れていなかった。」


慶大を完封!日本一へ向け好スタート

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大19142161
慶 大
得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NG経過
1Q3:52H小沼RUSHKG7-0
5:47H桑野→円谷PASSKNG13-0
8:56H桑野→久米PASSKNG19-0
2Q0:59H長村RUSHKG26-0
3:50H長村RUSHKG33-0
3Q0:30H市川RUSHKG40-0
11:10H伊藤喜RUSHKG47-0
11:45H永浦RUSHKG54-0
4Q7:28H伊藤喜RUSHKG61-0
スターター
TE87日田 裕之
LT66鈴木 智也
LG73吉澤 拓哉
70山口 孝文
RG55工藤 大輔
RT77宮内 武一
WR円谷 望
QB17桑野 智行
UB22小沼 裕次郎
TB長村 英明
SE25久米 康二郎
10柴田 裕樹
DE90野村 和範
DT79西川 岳志
DT59久保木 鉄兵
DE會沢 俊太
LB57鷲井 秀剛
LB41小菅 達矢
LB47二上 雄介
CB26川畑 勉
CB27小井出 智啓
SF21鹿島 祐太
SF37水上 由貴
30井芹 一

 今シーズンの初戦、法大トマホークスが最高のスタートを切った。昨季のオープン戦では苦戦を強いられた慶大を攻守蹴すべてにおいて圧倒した。
 今シーズン法大の注目は、新しく取り入れたショットガンフォーメーション。この試合で法大は、4人のQBを出場させた。1Qから2Q中盤までを桑野。3Q中盤までを市川。そして、永浦、新人の那須がその後を務めた。主戦QB・桑野は、約1/3の割合でショットガンからの攻撃をみせた。昨季桑野の課題だったパス成功率も、雨中であったにも関わらず5割を超えた。。ショートレンジのタイミングパスだけでなくディープゾーンへのパスも決まり、上々の滑り出しとなった。
 そしてこの試合では、駒場学園出身のサウスポー新人QB・市川が素晴らしい活躍を見せてくれた。182cm75kgという過去の法大QBと比べると恵まれた体格と言える市川。ショットガン、オプションとも、1年生とは思えない精度の高いプレーを見せてくれた。
 ディフェンスでは、昨季の要であった小林、塚野兄弟の抜けた穴が懸念されたが、DLのスピード、力強さは今季も健在。LB陣のスピードは昨季以上の仕上がりを思わせた。そしてこの日素晴らしい活躍を見せたのがSFに入った2年の鹿島。昨年のSF・塚野裕に比べるとサイズこそ劣るが、スピード、プレー感に優れ、この試合では3本のインターセプトを決めた。
 キッキングでは昨年からも評価が高かった柴田、井芹が活躍を見せた一方、新人の飯塚が出場。前半こそ、TFPを外したが、後半には高校時代から定評があった安定したキック振りを見せてくれた。
 昨季からメンバーの喪失が少ない法大トマホークス。しかし、新しい力も台頭し、更に進化を遂げようとしている。
 次戦は5月5日関西大戦、関西2部リーグではあるが、例年安定した力を誇る関大相手にどういった試合を見せてくれるか楽しみである。 

コメント

青木助監督:「良い試合だったね。雨の試合だったからこそ、今日はパスを投げさせた。こういう中でどのくらいできるか試してみたかった。ショットガンはこれからもっと攻撃の形を増やしていく。市川は本当に良かった。1部中位を相手に良い試合が出来た。」


法大ショットガン採用へ 春季オープン戦日程

 2002年春、法大トマホークスは大きく変わろうとしている。法大伝統のIフォーメーション、フレックスボーンからのオプション。それに加えてショットガンを採用するというのだ。
 ランを武器に黄金期を築き上げたトマホークス。一般的にパス比重の高いショットガンの採用はこれまででは考えられなかったことと言える。ましてや、昨年、パスを課題としていたQB桑野智行(営4)を考えると、不安は拭えない。
 しかし、今季の桑野は一味も二味も違う。「もともと投げるのは好き」という桑野。3月の合宿ではショート、ミドル、ロング、全てのパスを相当投げ込んだ。パスに対する不安は無い。一見パスに比重を置くように見えるショットガンだが、昨年からほとんど喪失のない強固なOLを擁するトマホークスにとっては、QBキープが今まで以上に武器になるであろう。桑野の足は昨年もシーズンを通して猛威を奮った。得意のキーププレーを活かす上でもショットガンの採用は、オフェンスにとって大きな刺激となることは間違い無い。
 そして、5月26日、横浜スタジアムで行われるヨコハマボウルでアサヒビールシルバースターと法大が激突する。昨年社会人を倒し日本一についた宿敵・関西学院大。それに対する法大の対応が注目されたが、しっかりと法大は前を見据えていた。尚、第一試合では関西学院大が鹿島ディアーズと激突。今春最大の国内フットボールイベントとなるであろうヨコハマボウル。今年のシーズンを占う上でも最も注目の一戦となるだろう。
 今季のトマホークスのスローガンは「NO LIMIT」。限界を作らないことで、更なる飛躍を目指す。新主将・鷲井秀剛(法4)を中心に、全てにおいて日本一のチームを目指す。尚、法大トマホークスの新幹部、オープン戦日程は下記の通り。

2002年度法政大学トマホークス幹部

主将 LB 鷲井秀剛 (法4)
副将 QB 桑野智行 (営4)
 OL 工藤大輔 (営4)
 DL 西川岳志 (文4)

2002年度法政大学トマホークスオープン戦日程

試合日対戦チーム時間会場
4月21日(日)慶 大16:00川崎球場
5月5日(祝)関 大16:00等々力球場
5月12日(日)日 大16:00川崎球場
5月19日(日)専 大16:00川崎球場
5月26日(日)アサヒビール15:00ヨコハマスタジアム
6月1日(土)一橋大13:30川崎球場


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