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還暦の井出が初優勝「本当にうれしい」/日刊杯

[2016年12月30日15時22分]

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<日刊スポーツ杯争奪 スリアロトーナメント2016>◇決勝1~4回戦◇東京・麻雀スタジオ◇日刊スポーツ新聞社後援

還暦を迎えて初のタイトルを獲得した井出

還暦を迎えて初のタイトルを獲得した井出

 井出洋介(麻将連合)が加藤哲郎(元プロ野球選手)の猛追を振り切って4回戦トータル+67.9ポイントで優勝した。

 井出は1回戦2着、2回戦1着、3回戦3着となり、3回戦終了時には加藤とわずか5.6ポイント差の2位で最後の4回戦を迎えた。最終戦でトップをとった方が優勝という大激戦だ。

 相手に振り込まない堅実な麻雀を見せる井出は、親で迎えた東3局1本場でじゃい(お笑い芸人 インスタントジョンソン)からリーチ・イッツーの7700点(+300点、供託1000点)をアガってトップに立つ。続く2本場でも中・ドラ1の1000点オール(+600点)、さらに3本場でもリーチ、ツモ、ピンフ、ドラ1の2600点オール(+900点)の3連続アガリで大きくリードした。

 負けられない加藤はラス前の南3局でリーチ・ツモ・ピンフ・タンヤオ・ドラ3のハネ満でトップの井出に1万3100点差まで迫る。

 オーラスの段階でトップの井出が3万8600点、2着のじゃいが3万5600点、3着の加藤が2万5500点。オーラスは加藤が親で井出を捲りきる可能性も十分にあった。

 しかし最後はじゃいが早い手作りでチャンタ・三色の2000点を井出から直撃。じゃいが4回戦の1着となるとともに、加藤の逆転優勝を無くし、井出に優勝が転がり込んだ。。

 今年2月に60歳の誕生日を迎えた井出は「60(歳)になってからまだ勝っていなかったのですが、今回、還暦を迎えてから初勝利を飾ることができました。本当にうれしいです」と会心の笑顔。「前回金子さん(金子正輝プロ=最高位戦日本プロ麻雀協会)が優勝されて、昔からのライバルだった金子さんに先に優勝されていたこともあり、僕も決勝に残れたら優勝したいなあと思っていたので、こうして優勝できて、気持ちの良い年越しができると思っております」と饒舌に話した。

  最終トータルポイントは1位井出+67.9、2位加藤+52.4、3位じゃい▲52.7、4位土田浩翔(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲67.6。

 1回戦の各選手のポイントは1位加藤+44.7、2位井出+6.5、3位土田▲12.0、4位じゃい▲39.2。

 2回戦は1位井出+61.5、2位加藤+16.5、3位じゃい▲21.5、4位土田▲56.5。

 3回戦は1位土田+45.6、2位加藤+0.7、3位井出▲11.7、4位じゃい▲34.6。

 4回戦は1位じゃい+42.6、2位井出+11.6、3位加藤▲9.5、4位土田▲44.7。

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