部員10人の不来方(こずかた、岩手2位)が大健闘を見せた。

 東北屈指の強豪光星相手にエース兼4番で主将の小比類巻圭汰(2年)が8回9安打2失点で投げきった。この日最速134キロの直球を強気に投げ込み、3回以降は無失点。「次につながる負け。変化球でかわすより、真っすぐで押した。十分通用する」と胸を張った。

 一方の打線は八戸学院光星(青森2位)のエース左腕・向井詩恩(2年)に4安打13奪三振で完封された。9回2死走者なしで、向井と対戦した小比類巻には自己最速タイの141キロ含む140キロを5球連続で投げ込まれ、二飛に打ち取られた。「140キロを打ちかえせなかった。相手の方が上。目標は夏の甲子園。課題はたくさんある。まずは筋力が足りない。140キロを出して私立から2桁三振を奪えるようになりたい」とさらなる成長を誓った。