北北海道代表、旭川大高は、10日の第2試合(午前11時開始予定)に、仕切り直しで出陣する。9日に予定されていた常葉学園橘(静岡)との初戦は、雨天順延となった。北北海道大会でチーム3冠王の成績を残した5番打者、川上健太一塁手(3年)は、あらためて臨む一戦へ、2安打以上がノルマと宣言。169センチ、84キロの「北のおかわり君」が、初戦突破に向け、大暴れを誓った。

 残念な思いを、川上は白球にぶつけた。雨天順延が決まった旭川大高は、甲子園の室内練習場でフリー打撃などを行い、川上も快音を残した。「やりたかった」と悔しがったが、すぐに10日に気持ちを切り替えた。「(周囲から)1本じゃダメ、4打数3安打と言われている。一塁手の使命は打つこと」と誓いを立てた。

 5番に固定された今夏の旭川地区初戦(対羽幌)で公式戦初本塁打を記録。北大会計7試合で打率4割、7打点とチーム3冠王で得点源となった。今春の打順は7番だったが、中軸を任されるまでに成長した。端場雅治監督(40)は「バットが振れてきている」と大舞台でも期待する。

 169センチ、84キロの体形。「似ていると言ったら失礼だけど親近感がわく」と話す、「おかわり君」こと西武中村剛也三塁手が見本の1人だ。パソコンで打撃フォームの動画を探し、参考にしてきた。「見た目以上に食べないですよ」と言いながらも、毎食ご飯2、3膳(ぜん)は当たり前の「北のおかわり君」だ。

 札幌から旭川に野球留学した。中学時代に所属していたサンリーグ・札幌手稲クラブの指導者だった、元ヤクルトで旭川大高OB有沢賢持氏の助言もあった。下宿生活で洗濯も自分でやってきた。「野球以外でも成長できた」。入学時、最大98キロだった体重も自然と絞れた。

 食いしん坊ではないが、帽子の中には、昨夏に1学年上の先輩からもらった「勝つ丼」と書かれたお守りを入れている。「北のおかわり君?

 それ、いいっすね。ガッツリ飛ばしたいし安打もおかわりしたい」。常葉学園橘の147キロ右腕庄司隼人(3年)の攻略へ、気持ちを強くして挑む。【村上秀明】