熱戦が続くなか、リーグ優勝シリーズ進出チームも続々と決まりつつあるMLB。そんな今年のプレーオフ進出チームについてAP通信がシーズン開幕時に発表した各チームの選手に対する年俸やボーナスの支払い総額ランキングを比較するとなかなか興味深い。

 まず上位10位でプレーオフに進出したのは4チームだった。約2億7300万ドルでトップのドジャースは見事ナ・リーグ西地区を制した。14日現在地区シリーズでは2勝2敗となっている。約2億1900万ドルで2位のヤンキースはア・リーグ東地区2位でワイルドカードになんとか滑り込んだが、ワンゲーム・プレーオフで敗れ去っている。8位レンジャーズ、10位ブルージェイズは地区優勝を果たした。

 一方、3位のレッドソックス、4位のタイガースは共に地区最下位に終わっている。

 ランキング中位となる11~20位で進出したのは3チーム。約1億2100万ドルで11位のカージナルスは両リーグ・トップの100勝を挙げ、ナ・リーグ中地区優勝で進出したが地区シリーズではカブスに1勝3敗で敗退してしまった。そのカブスは1億1900万ドルで13位、ワイルドカードから勝ち進み、悲願のワールドシリーズ進出に挑んでいる。16位ロイヤルズもア・リーグ中地区を制して進出した。

 下位から進出したのも3チーム。21位のメッツはナ・リーグ東地区で優勝し、25位のパイレーツはワイルドカードで敗退したものの3年連続ワイルドカードで進出している。そしてわずか約7100万ドル、29位で進出したのがアストロズだ。

 こうして見てみると上位4チーム、中位3チーム、下位3チームとなっておりほぼ均等になっている。必ずしも選手に高い金額を使ったからといって、即プレーオフにつながるわけではないことがわかるのではないだろうか。ましてや短期決戦となるプレーオフでの戦いはさらに難しいのだ。

 とはいえ、どうチーム作りを行ったうえで各チームがこのプレーオフを戦っているかを見ていくのも観戦の楽しみの一つといえるかもしれない。