米国と国交が回復したキューバを親善訪問している大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会は16日、ハバナで野球教室を行った。アブレイユ(ホワイトソックス)ら亡命後初めて故郷に戻った選手たちが約3時間、子どもたちを熱心に指導した。12年に密輸船で母国を去ったプイグ(ドジャース)は「この機会を与えてもらい感謝している」と感激に浸った。

 MLBは移籍の正規ルートの構築を進めたい考えだ。今回の訪問はその足がかりで、来春にはキューバでのオープン戦開催も計画している。シカゴ・トリビューン電子版は、元DeNAでキューバ代表のルルデス・グリエル・ジュニアが「メジャーでいつかプレーしたい」と話したと報じた。