ワールドシリーズを昨季制したジャイアンツの本拠地、サンフランシスコのAT&Tパークで28日、日系人の非営利団体が東日本大震災の被災者への義援金を集めた。

 松井秀喜外野手(36)が所属するアスレチックスとのオープン戦が行われたこの日、球場内で募金活動をする許可を受け、約100人の有志が、おそろいの赤いTシャツ姿で観客席を回った。

 担当者によると、同団体は地震発生直後に救済基金を設立。インターネットでも募金を受け付け、総額は既に100万ドル(約8000万円)を超えたという。ジャイアンツ球団からの寄付は1万2000ドル。

 この団体は、阪神大震災の際には60万ドル以上を支援したという。