右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしたカブス藤川球児投手が8日(日本時間9日)、テネシー州コダックで行われた傘下マイナー、2Aテネシーのバーミングハム戦に登板し、2回を1安打無失点だった。10日(同11日)にワシントンで行われるナショナルズ戦でメジャーに合流する。

 DL入り後2度目の実戦登板となった藤川は6-8の7回から3番手で登板。キャンプも含め初めて回をまたいで16球を投げ、最速150キロを記録した。ツーシームやカットボールも試し「今日より明日の状態が良くなるようにと考えながらシーズンの終わりまでやっていくのが務め」と大リーグ復帰に向け話した。

 シカゴ・トリビューン紙(電子版)によると、カブスのスウェイム監督はこの日、グレッグを抑えに指名。4月1日の開幕戦で初セーブを挙げるなどして抑え投手を任されていた藤川は中継ぎでの再スタートとなる。