渡米したインディアンス小林雅英投手(34)が7日、大家友和投手(32=元ブルージェイズ)との「共闘」でプレーオフ進出に意欲を燃やした。14日に始まるキャンプには、マイナー契約の招待選手で大家が参加する。数年前に知人の結婚式で顔を合わせたことがあり、今オフには電話で入団報告を受けた。小林は「僕が年上だけど、メジャーでは向こうが先輩。気を使わなくてもいい、と伝えました」と心強い仲間を得た。

 07年6月を最後にメジャー登板がない大家は、あと1イニングに迫る通算1000投球回が目標。一方、小林は日米250セーブにあと17と迫る。「数字は考えない。チームのために、与えられた仕事をやるだけ」と中継ぎ起用が濃厚だが、新加入するウッド(前カブス)は故障歴が多く、昨季途中も1度あったクローザーの出番もありそう。2年目で早くもチーム最年長になり、「1年やってもうルーキーではないし、年上らしく立ち振る舞いできれば」と笑顔で機上の人になった。【中島正好】