週明けにも「メジャーリーガー岩隈」が誕生する。ポスティングシステム(入札制度)を利用しての来季メジャー移籍を目指す楽天岩隈久志投手(29)の入札申請が6日午前6時、締め切られた。少なくとも1球団から入札があり、米大リーグ機構から日本野球機構(NPB)に通知された。入札額、球団名は非公開だが、日米球界関係者の話を総合すると評価は高く、1600万ドル(約12億8000万円)以上の可能性がある。入札球団はシーズン中からマークを継続していたマリナーズが有力だが、マ軍以外のチームがマ軍を上回る額を入札した可能性もある。
岩隈のもとに吉報が届いた。この日昼、Kスタ宮城で米田球団代表から入札の事実を聞いた。
岩隈
すごくうれしいという気持ち。ドキドキしてましたので。入札球団があったのでホッとしている。ウエートの負荷を少しずつ増やしながら体を大きくして。キャッチボールも考えながらやっていきます。
新天地を思い躍動感あふれる言葉が並んだのは、入札があったから、だけが理由ではなかった。「(球団から)返事は早ければすぐ出す、と言われました」と明かした。「岩隈久志」の看板にふさわしい額で入札が来た。
楽天球団は、米東部時間11日午後5時(日本時間12日午前7時)までに受諾か拒否か意思表示をしなければならない。球団は事前に入札許可の金額を設定。万が一大きく下回った場合、岩隈のプライドなどを総合的に考慮し、許可を見送る可能性があった。だが米田球団代表が「速やかに機関決定したい」と強調したように、週明けにも正式に移籍の許可が下りそうだ。
日本球界屈指の投球術を駆使する右腕の値打ちは、想定ラインを超えていた。落札した球団はどこなのか。シーズン中、先発日が変更になっても終始マークを外さず、熱心に調査を継続してきたマリナーズが本命視される。だが、日本人選手の獲得に熱心で資金力もあるドジャース、レンジャーズの伝統球団に加え、ダイヤモンドバックスなどの新興球団もマ軍を上回るスケールで入札に乗り出している可能性がある。



