ブレーブスからFAとなっていた斎藤隆投手(40)のブルワーズ入りが25日(日本時間26日)、濃厚となった。FA市場が解禁になった後、ヤンキースをはじめ複数球団が獲得に興味を示し、争奪戦が繰り広げられていたが、ここ数週間の間にブ軍が積極的にアプローチ。早ければ年内にも交渉がまとまる可能性が高まった。

 ブ軍では今オフ、メジャー最多となる通算601セーブの記録を持つホフマンが現役を引退。後継者のジョン・アックスフォード(27)が24セーブを挙げたものの、勝ちパターンの8回を任せるセットアッパーをはじめ救援陣の強化は急務だった。地区3位とプレーオフ進出は逃した一方で、ロイヤルズから09年サイ・ヤング賞のグリンキーをトレードで獲得するなど、順調に補強を進めてきた。斎藤自身、移籍先の条件として「優勝争いができるチーム」を挙げており、伸び盛りの若手選手の多いブ軍は、環境としても十分だった。

 現時点では、抑えリベラにつなぐ中継ぎを必要とするヤンキースや、レッドソックス時代に投手コーチとして斎藤を指導したファレル新監督率いるブルージェイズが興味を示している。米球界関係者は「まだ何も決まっていない」と話しているものの、ブ軍は1年契約でインセンティブ(出来高払い)を含めて総額300万ドル(約2億4000万円)前後を提示。詳細が煮詰まれば、年内にも決着することになりそうだ。