ポスティングシステム(入札制度)でロッテからツインズに移籍した西岡剛内野手(26)が17日、日本ハム中田翔内野手(21)と母校の大阪桐蔭グラウンド(大阪・大東市)で自主トレを行った。メジャー球でのキャッチボール、ノック、ロングティーなど約2時間汗を流した。高校時代によく練習したというグラウンド脇にある約100メートルの坂道ダッシュも5本行った。

 「よく走らされたことを思い出しました。罰走100本もやったしね。メジャーへ行く前に初心に戻れました」と、気持ちをリセットした。練習を見守った大阪桐蔭・西谷監督も「3年間、朝から晩までよく練習していましたね。向こう意気の強い子ですから、メジャーに行っても西岡らしさを貫いてほしい」とエールを送った。

 メジャー1年目から存在感を見せるつもりだ。ツ軍は2月23日にキャンプイン。その5日後にはオープン戦が始まる。「15日ごろには100%に持っていきたい。ルーキーの気持ちでアピールして、監督に『西岡を使わなきゃいけない』と思わせたい」と気合十分。オープン戦前半はメジャーの投手を知るためにも「出来る限り打席に立ちたい」と話した。背番号「1」と、3年総額7億7700万円(推定)の大型契約に甘えるつもりはない。反骨精神を前面に出した西岡流でポジションをつかみ取る覚悟だ。【鳥谷越直子】