ポスティング(入札)制度でメジャー移籍を目指すことを表明した日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)の争奪戦が、早くも本格化し始めた。以前から有力視されていたヤンキースのほか、レンジャーズ、ブルージェイズが「3強」。伏兵レッドソックス、大穴エンゼルスが追う状況となった。<日刊スポーツ予想>

 ◎ニューヨーク・ヤンキース(ア東地区)

 2番手バーネットが大きく期待外れ。総年俸は13年連続1位と潤沢な資金力をバックに、左腕サバシアと並ぶ右腕エース欲しい。

 ○テキサス・レンジャーズ(ア西地区)

 エースのウィルソンがFA移籍。エースの座が空いた。入札を公言するダル獲得で、来季こそ初のワールドシリーズ制覇に挑む。

 ▲トロント・ブルージェイズ(ア東地区)

 地区4位の「指定席」から卒業するため、左腕ロメロに次ぐ先発補強が急務。GM自ら来日して視察するなど本気度では負けない。

 △ボストン・レッドソックス(ア東地区)

 隠密主義。松坂落札も水面下で動き、直前まで無印だった。策士バレンタイン監督を招き、宿敵ヤ軍も動くとなれば対抗心燃やす。

 △アナハイム・エンゼルス(ア西地区)

 計250億円を投じてプホルス、ウィルソンの両目玉FA選手を獲得。一代で富を築いたモレノ・オーナーの資金力は侮れない。