【サプライズ(米アリゾナ州)21日(日本時間22日未明)=高山通史】レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)が、キャンプ地に入った。午前8時半(同午前0時半)に関係者の運転する車に乗って球団施設に到着した。チームロゴの「T」がプリントされたTシャツに短パン、サングラスというラフな格好。関係者から出迎えを受けると笑みを浮かべてクラブハウスへ。練習用ユニホームに着替えると、同い年のホランドと談笑しながら練習に向かった。

 キャンプは23日に始まるが、球団は特別待遇を控え、基本的に他選手と同等に扱って調整させる方針だ。過度な混乱以外は自己解決を求め、異なる環境への経験値を積ませるのが狙いの1つ。早期順応する最善策として、当面は放任主義でフィーバーを見守るようだ。ジョン・ブレーク広報部長は当然とでもいうように「うちにはナポリとヤング、ハミルトンらスター選手がいる。ダルビッシュだけに特別なことはない」と説明。一定の規制はするが、過度な防御は得策ではないという判断だった。

 日本にはないクラブハウス内での取材も、ダルビッシュにとって貴重な経験になる。また、キャンプ地内を移動する際、周囲は混乱が予想されるが「彼1人に警備をつけることはない」(球団関係者)と、通常通りを予定している。異質な環境を肌で知る、いわば経験重視型の「ゆとり教育」で迎え入れるつもりだ。

 ダルビッシュは入団会見で「アメリカ人っぽくやりたい」と宣言。それだけに、キャンプ中のレ軍の対応は追い風にもなりそうだ。