<マリナーズ4-7ホワイトソックス>◇22日(日本時間23日)◇セーフコフィールド
【シアトル(米ワシントン州)=木崎英夫通信員】控えの難しさに悩むホワイトソックス福留孝介(34)が求めていた待望の結果を残した。「7番中堅」で先発出場した6回、同点に追い付いてなおも1死三塁の場面。交代したばかりの左腕の初球を振りにいき「投手も代わりばなでボールにはしたくないはず」。積極策が成功し、飛距離十分の中犠飛が決勝点となった。
開幕15試合で、先発は4試合目。打率1割台に苦しんでいた。「ずっと試合に出ているわけではないので、駆け引きもなかなかできない。難しく考えても仕方がない。割り切って、打ち上げればいいや」と開き直り、今季初打点が生まれた。8回には右前適時打を放ち、1安打2打点でチーム3連勝に貢献した。
ベンチュラ監督は「2打点とも効果的だった。スマートな選手。チームに不可欠」と称賛した。本拠地シカゴ在住の福留は「監督と同じマンション。エレベーターで2人きりとかは避けたい」とブログにつづった。この日は球場到着後に出場を告げられた。日替わり起用に戸惑いはあるが、偶然にも縁のあった監督の期待にようやくこたえてみせた。
4回2死、二塁走者としてモレルの右前打で勝ち越しの本塁を狙ったが、イチローの好返球に憤死した。「少しでもずれればセーフ。ベースの上にしっかりと来るところがさすが」と舌を巻いた。「(山本)昌さんも(山崎)武司さんも頑張っている。おれも負けないようにしたい」と国内外の先輩に刺激を受ける。26日で35歳。控えに甘んじて、老け込む年ではない。




