【ポートシャーロット(米フロリダ州)9日(日本時間10日)=四竃衛】レイズとマイナー契約を結んだ松井秀喜外野手(37)が、メジャーに昇格した場合、年俸90万ドル(約7200万円)であることが分かった。地元紙「タンパベイ・タイムズ」が報じた。アスレチックスに在籍した昨季の425万ドル(約3億4000万円)の4分の1以下からスタートする。3Aダーラムでの所属期間は月額1万ドル(約80万円)という。今季初の実戦となった練習試合には指名打者として出場し、4打数2安打1打点1四球。3A合流、そして早期メジャー昇格へ向け、上々のスタートを切った。
日本の報道陣だけでなく、米国メディア数社から囲まれても、松井はいつも通り平然としていた。新人主体のツインズ傘下のマイナー相手とはいえ、約8カ月ぶりの実戦で4打数2安打1打点。「打席に入れば、普段と同じように立てました。多少、(感覚の)ズレはありましたが、強く振れましたし、悪くはなかったと思います」。結果としては悪くない。ただ、今の松井が目先の数字に一喜一憂するはずもなかった。
この日、今回のレ軍との契約がメジャーに昇格した場合、年俸は90万ドル(約7200万円)であると報じられた。ヤ軍時代の06年から4年間、年俸1300万ドル(当時のレートで約15億4000万円)を稼いでいた松井が、大幅な減俸とマイナーからのスタートを受け入れた。それほどまでに、メジャーでプレーすることにこだわってきた。
現時点で、今後の3A合流、メジャー昇格までの日程は具体的に決まっていない。だからこそ、今できることを地道に積み重ねていく以外にない。延長キャンプ合流後は、毎朝午前6時に起床。規則正しい生活を続け、練習前と練習後には、宿舎で体のケアを欠かさない。練習量が不足すれば、自主的にケージで打ち込む。所属先が決まらず、野球に飢えていたオフ期間を思えば、明確な目標が見える今は、努力でも苦労でもなく、当然のこととして集中できる。「(調子を)つかみかねる部分もありますが、自分の状態と結果が一致するように上がっていけばいいですね」。
3Aダーラムでの所属期間は月額1万ドル(約80万円)という。しかし、メジャーでプレーすることしか頭にはない。あとは、後戻りすることなく、徐々にステップを踏んでいくだけ。「まずは自分のスイングをしっかりすること。あとは結果ですね」。熱いはずの心の内を、力みのない言葉で包み隠すように言った。



