アスレチックス傘下3Aサクラメントの中島裕之内野手(31)の今季メジャー昇格が絶望的となった。16日(日本時間17日)、メジャー昇格の前提となる40人枠から外すと球団広報が発表。故障者が出るなどした際、同枠に復帰する可能性はわずかに残されているが、ア・リーグ西地区で優勝争いを繰り広げているチーム状況もあり、同選手の昇格は厳しくなった。
ア軍の戦力補強の波にさらわれた。このほどノリスとの併用で捕手を務めていたジェイソが脳振とうで戦線離脱。チームは捕手の補強に動いている。その新戦力を登録するために、選手層が厚い内野手の中からメジャー経験の少ない中島が外された形となった。
試練の1年目となった。昨年12月にFA権を行使し、ア軍に2年契約で入団。だが開幕前に左太もも裏を痛めて故障者リスト入りし、患部が治った後も3Aで調整を続けてきた。15日までに75試合に出場して打率2割8分2厘、4本塁打、26打点。守備では本職の遊撃だけでなく、二塁や三塁も守りチャンスを広げようとしたが、メジャーに呼ばれることはなかった。
現在は契約内容を切り替えるウエーバー申請中とみられる。オフにトレードとなれば来季の年俸総額300万ドル(約3億円)を移籍先が負担しなければならず、現実的には考えにくい。来季もア軍に残留し、わずかな昇格チャンスを探る手もある。だがメジャーでのプレーを望んでいるだけに今オフに2年契約の1年を破棄し、新天地を探す可能性が高くなってきた。
◆40人枠
1球団がメジャー契約できる選手枠(ロースター)で、試合に出場できる25人のアクティブ・ロースター(AR)入りの前提となる。故障者リスト入りしている選手がいる場合は、その分を補充できる。メジャーは9月1日からARが40人に拡大するため、40人枠に入れば原則、メジャーに昇格できる。日本人選手で現在、40人枠に入るも25人枠から外れる選手ではオリオールズ和田、アスレチックス岡島、ジャイアンツ田中が該当。40人枠に入らないマイナー契約ではインディアンス傘下3A松坂、ロッキーズ傘下3A高橋らがいる。




