阪神から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す鳥谷敬内野手(33)の交渉が長期化し、越年する可能性も出てきた。二遊間を補強ポイントに挙げている球団はナショナルズ、メッツ、ブルージェイズ、ドジャースなど複数あるが、二遊間を巡るFA市場やトレードに活発な動きがなくカブレラ(ナショナルズFA)ドルー(ヤンキースFA)ラウリー(アスレチックスFA)らトップFA選手の去就も決まってない。鳥谷の代理人サイドは「今はまだ(どの球団とも)進んでいません」と話しており、オファーは具体化していないとした。

 市場が動き始めるまで、しばらく辛抱の日々となりそうな情勢。鳥谷は当初から長期戦を覚悟し、代理人ボラス氏にメジャー球団との交渉を一任している。今後もじっくり腰をすえて交渉を進めながら、ウインターミーティング終了以降に阪神から残留交渉のオファーを受ける見込みだ。