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黒田がトーリ監督と初対面、手紙もらう
- ブルペンで投球練習をする黒田(撮影・菅敏)
【ベロビーチ(米フロリダ州)15日(日本時間16日未明)=高宮憲治】ドジャース黒田博樹投手(33)がキャンプ初日、ブルペンに入り、正捕手相手に30球のピッチングを行った。名将ジョー・トーリ監督(67)が熱い視線で見守った。黒田は背番号「18」のついた伝統のユニホームに袖を通すと「新鮮な気持ちです」と話した。悩んだ末に選んだメジャーへの移籍。緊張した表情の中に結果を出す、という決意が見えた。
黒田は午前6時半にやってきた。午前9時すぎに、白地に青の18番に袖を通すと「まだ実感がわかないが、すごく新鮮な気持ちです」と素直な感想を口にした。広島の赤からドジャースの青へ。「1日や2日で慣れるものでもない」とまだ戸惑い気味ながら、気持ちはしっかり切り替えていた。ミーティングを終えると、フロリダの青い空の下でトレーニングを開始した。
今年のユニホームには、ロサンゼルス移転50周年を意味するワッペンが付けられている。ワールドシリーズ制覇を狙う伝統球団の意気込みは、例年以上のものがある。大型契約で獲得した黒田には「優勝請負人」としての期待がかかる。
キャンプ前日の14日、身体検査のため訪れたクラブハウスには、トーリ監督が待っていた。言葉を交わすのは初めてだった。ヤンキースで12年連続プレーオフ出場、通算2067勝を誇る名将から「ドジャースへようこそ。これが君にとって成功への道のスタートだ」と声を掛けられた。
実はトーリ監督の机の引き出しには、黒田宛の手紙も用意されていた。オフに郵送する予定だったという。監督は「手紙を書いてはみたんだが、誰も彼の住所を知らなかった」と苦笑いしたが「彼(黒田)には積極的な気持ちがある。選手は才能よりもその部分が大事なんだ」と力を込めた。
キャンプ中の住居は海に面した5階建てマンションの最上階。ベランダにはジャグジーも備えている。環境も体調も整え、黒田が新たな一歩を踏み出した。
[2008年2月16日9時35分 紙面から]
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