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松井開幕へ暗雲、別メニューでスタート

キャンプインをしたヤンキースの松井は浮かない表情で立ちつくす(撮影・菅敏)
キャンプインをしたヤンキースの松井は浮かない表情で立ちつくす(撮影・菅敏)

 【タンパ(米フロリダ州)20日(日本時間21日未明)=千葉修宏】ヤンキース松井秀喜外野手(33)がメジャー6年目で初の別メニューでキャンプインした。昨年11月に手術した右ひざは万全ではなく、まだ走塁と守備練習は制限された。現時点ではオープン戦出場のメドも立っておらず、3月31日の開幕へ不安な状況。多くのライバル出現で定位置の保証もなく、試練の08年スタートを切った。

 キャンプインした松井は「やっぱり気分が違う」と笑顔を見せたが、右ひざをかばうように始動した。ヤ軍はこの日から野手組が合流し、全メンバーがキャンプ地に結集。ジラルディ新監督を迎えて船出の記念日でもあったが、松井は下半身の強化運動ではナインと同じ動きはできなかった。

 チームドクターのハーション医師は練習前、「リハビリ段階なので、ランニングと守備メニューには参加できない。彼自身のリハビリプログラムをやる。まだみんなと同じメニューはこなせない」と松井の状態を説明した。自主トレでは打撃練習で力強いスイングを見せていたが、まだ全力疾走には程遠い状態。打撃では快音を響かせても、右ひざの違和感や不安を消し去れていない。

 前日には「基本的には同じメニューだけど、ところどころ軽いものになる」と見通しを話していたが、しばらく打撃以外は動きが制限されそうだ。フリー打撃も主力組ではなく、ダンカンらマイナー選手と同じ組に入った。守備練習も正面のノックに制限された。トレーナーの報告を受けたジラルディ監督も松井の復帰にはトーンダウン。5日前まで「100%でなくてもそれに近い状態」と楽観視していたが「バッティングの力強さは戻っているが、守備と走りも含めて全体的に動けるまでは、まだ実戦の話はできない」と復帰時期を白紙に戻している。

 度重なるケガと若手外野手の台頭で、レギュラーも白紙の状況。現時点ではオープン戦出場のメドも立っておらず、「できることだけやっていく。ただそれだけ」。メジャー6年目は試練のスタートとなったが、地道な姿勢で取り組んでいく。

[2008年2月21日9時29分 紙面から]

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