ロッテ伊東勤監督(52)が27日、開幕投手を決めたことを明らかにした。ナゴヤドームでの練習後「ウチも開幕投手、決めました。ビシッとひらめきで」と口にした。名前こそ挙げなかったが、この日、落合投手コーチから伝えられたのは涌井秀章投手(28)とみられる。

 落合コーチは「告げたらボールが変わった。気持ちが入ってました」と開幕を任せる投手について話した。涌井はこの日、37球を投げた。受けた味園ブルペン捕手は「今季一番の内容だった」と絶賛した。3月27日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に向けて、目標が明確になり、内容の濃い練習ができたようだ。

 涌井はこの日、開幕投手について「知らない」とけむに巻いたが、西武時代の08年から5年連続で開幕投手を務めた経験がある。移籍2年目の今季、先陣を切ってチームを引っ張る。