中日は2枚看板を切り離してローテを組み立てる。山井大介投手(36)と開幕投手を争っていた大野雄大投手(26)が2カード目の本拠地開幕・巨人戦の初戦に回ることが濃厚になった。

 阪神戦は山井に続いてバルデスが投げ、3戦目は朝倉が有力。巨人戦は大野、八木、雄太の左3枚が並ぶ布陣が予想される。右肘の軽い張りで調整登板を1度飛ばした吉見は、3カード目以降から投入されそうだ。1巡目に投げる投手6人にはすでに登板日が通達されている。谷繁兼任監督は「開幕1週間前ですからね。普通に考えて決まっていないチームはないでしょう」と話した。

 吉見はオープン戦最後の22日に2番手で登板予定。その内容や翌日以降の体の状態を見て、公式戦の登板日を決める。吉見を欠いても、実績十分なスタッフがずらりとそろった。中でも現状で最も頼れる両腕を軸にシーズンを戦う。