阪神が大量リードを生かせず、サヨナラ負けを喫した。

 3回までに2本塁打が飛び出すなど幸先良く5点を刻む。

 暗転したのは5回だった。先発サンティアゴが1点を奪われ、さらに2死一、二塁で筒香に右翼へ痛恨の3ランを浴びた。1点差に迫られ、勝負の流れは一気にDeNAへと傾いた。

 和田豊監督(52)は「(5回は)関根への四球が痛かったな。(筒香に)ツーシームで行ったと思うけど、ベンチで見ていて、あまり動かなかった。沈まなかった」と振り返った。内角に2球見せて、外角低めへ変化球を落として仕留める配球だったが、わずかに甘くなった分、主砲にとらえられた。

 連勝は2で止まり、借金を背負って交流戦に臨むことが決まった。