オリックス先発の金子千尋投手(31)が3回7安打6失点で降板した。

 昨年11月に受けた右肘手術から再起しての初登板。

 初回は無失点に抑えたが2回、福浦に先制の適時二塁打を浴びると、清田に甘く入ったシュートでグランドスラムを被弾。一挙5点を失った。3回にも福浦に自身を強襲する適時打で1失点。3回KOはプロ入り最短タイで、キャンプから2軍戦登板なしのぶっつけ本番マウンドはホロ苦いものとなった。

 金子は「とにかく少しでもチームに貢献したいと思ってマウンドに上がったのですが、期待に応えるピッチングをすることができず、申し訳ないですし悔しいです。今日のようなピッチングは最初で最後にしなければならないと思います」とくちびるをかんだ。