オリックス先発の西勇輝投手(24)が、今季初完封でチームの5連敗を阻止した。

 7点の援護にも恵まれ、9回まで連打を許さず被安打5本で9奪三振。108球でロッテを退けた。「前回は早い回で降りてしまったので、しっかり中継ぎの方を休ませたいと思って、1イニングずつ投げました。勝ててよかったです」。お立ち台に呼ばれると、4回途中KOされた17日日本ハム戦(札幌ドーム)のリベンジに笑顔を弾けさせた。

 森脇浩司監督(54)も「球に力があったし、初回からエンジン全開のナイスピッチング。好調な打者が並ぶロッテ打線を抑えるのは難しいけど、とても気持ちが乗っていた。そういう姿が野手(打線の援護)にも伝わったと思う。ナイスゲームだった」と連敗ストッパーをたたえた。