阪神が延長11回に劇的なサヨナラ勝利を収め、楽天に連勝。06年ロッテ戦(甲子園)以来の交流戦2連勝を飾った。

 先発藤浪晋太郎投手(21)が楽天打線を相手に10回131球を投げ4安打無失点、13奪三振の快投。なんとか援護したい打線だったが、4回1死一、三塁の好機を生かせないなど拙攻が続いた。

 しかし迎えた延長11回、2死から4番マウロ・ゴメス内野手(30)が右前打を放つと、続く5番福留孝介外野手(38)が、カウント2ボールから楽天5番手戸村の甘く入った直球を逃さず捉え、値千金の6号サヨナラ2ランを放った。2番手呉昇桓が今季初勝利。

 福留は「2アウトで有利なカウントだったんで、なるようになれと思っていきました」と笑顔で語った。