阪神がまたも天敵菊池にしてやられた。

 西武先発の左腕は140キロ台後半の直球は適度に荒れながら、ポイントでスライダーやカーブが制球される。これが厄介だった。同点の3回2死三塁でゴメスがカーブでカウントを整えられ、最後は沈む変化球に空を切った。

 この日は7回まで153球を投げさせながら、2点しか奪えず。打線の窮状は相変わらずで、和田豊監督(52)も「ちょっと、そういう期間が長いんでね。打線が打てばと簡単に言える状態ではないんでね。何とか接戦に持ち込んでという試合ができなかった」と振り返った。菊池相手に13年以降、3年間で4連敗。先発登板試合では5戦5敗の相性の悪さだ。ここまで交流戦は4連勝発進していたが、この日止まった。