首痛で2軍調整中だった巨人阿部慎之助内野手(36)が、一塁手として1軍に復帰することが16日、決まった。

 ジャイアンツ球場での全体練習前、原辰徳監督(56)と話し合い、一塁への再転向を確認した。阿部は「再スタートという形でやっていくよ」。原監督は「捕手という中で不安を持っていて守らせることはできない。本人もつらいだろうからね。99%(捕手は)ないです」と語った。

 阿部は昨年の秋季キャンプで一塁転向を決断。チーム事情で開幕7試合目の4月3日阪神戦から捕手に戻った。慢性的な首痛と戦いながら出場を続けたが、6日ソフトバンク戦でキャッチャーマスク越しにファウルチップを食らい、翌7日に出場選手登録を抹消されていた。