日本ハムが、重要な一戦で「草野球」のようなミスを連発した。

 3点ビハインドを2点差へと詰めた直後の4回。無死一塁から、まずは近藤健介捕手(21)だ。阪神岩田のバントを処理して二塁へ送球。悠々アウトのタイミングだったが、送球が高めに浮いて中堅まで転々。痛恨の失策でピンチを拡大した。

 無死一、二塁からは2番手で登板したビクター・ガラテ投手(30)は1死も奪えず、四球に連打で火に油を注いでKO。

 極めつきは無死満塁から3番手でマウンドに上がった白村明弘投手(23)だ。1死後、なおも満塁から痛恨のミスを犯した。自らゴロをさばき、無難ならば併殺コースだった。二塁へと送球しようか迷った末に本塁へ投げたが、大きくそれるタイムリー失策で、さらに2点を失った。引き分け以上で交流戦の勝率1位が決まる必勝の試合で「凡ミス」のオンパレードだった。2死満塁として鶴岡に走者一掃の二塁打を献上して、この回に悪夢の一挙7失点を喫した。