日本ハム大谷翔平投手(21)が「自分超え」を、今季のノルマに設定した。28日、成田空港から2月1日にスタートする1軍キャンプ地の米アリゾナ州ピオリアへ出発した。投手3冠を達成した昨季を「大した成績を残していない。それを自分の中で、超えていければいいかな」と話し、発展途上であると強調した。

 プロ3年目の昨季は15勝で最多勝、最優秀防御率と最高勝率のタイトルも手にした。順風満帆に成長曲線を描きながらの4年目へ「課題は挙げ始めたら、キリがないんで」と自覚。キャンプでの余暇の過ごし方について「野球をしにいくわけで、休日を楽しみにいくわけではない」と、レベルアップのみに心血を注ぐ。米滞在中は、実戦登板も予定する。搭乗前にチャーター便で使用した全日空の厚意で実現した、出発セレモニーに参加。プロ初の海外キャンプを成長促進剤にする。