来年は「銀」の年にする。楽天銀次内野手(28)が13日、仙台市内のドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいと宮城県立こども病院を訪問。病を抱える子どもたちとのふれあいを終えると、来季への覚悟をにじませた。「自分のプレーでみんなに笑顔を見せられれば。活躍しなきゃ、ここに来ても『誰だ?』って言われる。そういうのもあって活躍したい」と言った。

 「金」を超える。前日12日に今年の漢字が発表。「金ですよね。来年は銀の年にしたい」と意気込む。銀は金に劣ると思われがちだが、熱伝導率では上回る。金属界で熱さを伝えるのは銀が1位。「首位打者を目指して頑張りたい。チームとしても優勝を目指して頑張る」と誰よりも東北を熱くすると話した。

 銀を磨き、輝く。今季は4年ぶりに打率3割を下回った。秋季キャンプでは自らを追い込み、来季への下地を作った。年明けは足立や茂木といった若手を引き連れての自主トレを予定。「状態は良いし、自分自身に期待している。早く野球がしたい。リーダーとして自覚を持って、プレーで引っ張っていければ」とチームの先頭に立つつもりだ。

 目指すは再びの日本一。名前にかけ「銀の次は金ですから」と頂点奪回を誓った。【島根純】