<オリックス5-1楽天>◇11日◇京セラドーム大阪

 オリックスが1分けを挟んで5連勝を飾り、ロッテが敗れたため7月15日以来の3位に浮上した。

 先発西勇輝投手(20)が、9回3安打1失点のプロ初完投で2カ月ぶり6勝目。ソロを被弾した2回以外はすべて3人で片付け、無四球だった。「腕を振った結果だけです」と謙虚だったが、岡田彰布監督(53)は「いい時のボール、コントロールが戻ったんちゃうか」と絶賛した。

 打撃不振のT-岡田外野手(23)の代役4番に入った後藤光尊内野手(33)が先制2ランを含む3打点と、投打がかみ合って今季最速の2時間14分で楽天を下した。史上9人目の全打順本塁打を達成した後藤は「9人ですか。意外に少ないですね」と貴重な記録のおまけも付き喜んでいた。