16日の阪神戦での先発が予想される広島のエース前田健太投手(23)は、相手先発と予想される阪神能見篤史投手(32)を過剰に意識しない。今季は2度の対決で1勝1敗の五分。今季3度目のエース対決が濃厚だが「相手の投手と勝負するわけじゃない。いい投手が相手だとプレッシャーになるし、失点をなるべく抑えようという気持ちも強くなりますが、僕としては相手の打線を考えて投げますから」と、打線との勝負を強調した。

 今季は好調が続かないのが悩みで、相手よりも自分の投球を出来るかが気になる様子。「(阪神打線は)長打があるので走者をためないこと」と、今季阪神戦に2勝1敗も警戒を怠らずに臨む。