<巨人1-0広島>◇10日◇東京ドーム

 広島前田健太投手(23)が6回表の打撃中、ファウルした際に右手がしびれ、6回裏を投げ終えた時点で緊急降板した。試合中に球場を引き揚げ、都内の病院で診察を受けたが、異常はなかった。この日は2回、先頭ラミレスにスライダーをすくわれ、左中間に先制ソロ弾を浴びた。しかし、その後はスライダーやチェンジアップを効果的に用いて無失点に抑えていた。打線の援護がなく、完封負けを喫した野村監督は「とてもいい投球だった。もったいない」と振り返った。