阪神の真弓明信監督(58)は25日、大阪市内の阪神電鉄本社で辞任の記者会見に臨んだ。

 真弓監督は3年間をすっきりとした表情で振り返った。

 -今の心境は。

 「みんなに喜んでもらえることが少なくて、申し訳なく思っている。ファンの方に納得してもらえなかったら辞任するしかないと、就任の時から思っていた」

 -思い出の試合は。

 「1試合1試合が思い出に残る。きのう(24日)の試合では、最後にファンの方にありがとうと言ってもらえた」

 -日本一に届かなかった理由は。

 「監督の力がなかったことが1番だと思う」

 -若手が伸びてきた。

 「試合に出るだけでは伸びたとは言えない。若い選手が試合に出て、優勝争いに残って初めて伸びてきたと言えると思う」

 -世代交代がテーマ。

 「無理やり世代交代させようと思ったことはない。ベテランの力が落ちてきた時に(若手が)入るんじゃなくて、力のある時にポジションを取っていかないとチーム力は伸びない」

 -阪神への期待は。

 「毎年優勝争いのできる、土台のしっかりしたチームになってほしい」

 -次期監督への助言。

 「(正式に)なってから、ちゃんと言うと思う」