阪神は2日、FA宣言した久保康友投手(33)のDeNA契約合意にともなって、今後は人的補償などを検討する姿勢を示した。

 この日の朝、代理人を通じてDeNAへの移籍を伝えられた。兵庫・西宮市内の球団事務所で高野球団本部長は「ロッテから来て、いままで活躍してくれた。同一リーグ(への移籍)は悔しい思いがある。球団としては非常に残念。個人的にチーム、球団、ファンに申し訳ない」と話した。

 久保の今季推定年俸は1億2000万円。Bランクに属するとみられ、DeNAに人的補償を求める可能性について、同本部長は「ゆっくり考えさせていただきます」と話した。

 来季は先発の一角として期待されていた実績派右腕の流出で、戦力構想の再考を強いられる。