<広島1-2中日>◇11日◇マツダスタジアム

 広島県がん検診啓発PRのため、悪魔でアーティストのデーモン閣下(自称10万51歳)が始球式を務めた。

 大歓声に包まれマウンドに上がり、甲子園を驚かせた東海大四・西嶋のような山なりの超スローボールで観客を沸かせた。

 大役を終えた閣下はスローボールの理由について「こういうことを言ってもなんなんだけど、何か違うことをやってみたいなと。名付けてホーンテッドマウンテン・ボール!」と豪快に笑った。

 広島は人間界の故郷としており、世を忍ぶ仮の姿で小学生時代を過ごした地だ。愛するカープは現在、巨人と首位争いのまっただ中。カープ女子など人気も今や全国区だ。

 広がるカープ人気について「それはいいこと」と歓迎したデーモン閣下は「古くからのファンはにわかファンのあれや、これやが気になるかもしれない。ただ、人気が出るってことは球団にもお金が入って、選手の待遇も良くなるわけだから」と解説した。