<ヤクルト1-2オリックス>◇12日◇神宮
オリックスが2年ぶりに交流戦白星スタートを決めた。ヤクルト相手に今季初めて敵地で延長勝ち。「連勝やな。今日からという感じやったからな」と切り出すと「サッブゥ(寒い)」を連発。冷え込んだ神宮の夜風に首をすくめても、ほおは興奮して熱を帯びた。3週間ぶりの連勝とあってすこぶるご機嫌。「ビジターで延長で勝ったの大きい思うよ」とニヤリとした。
坂口が冷たい風を切り裂く決勝タイムリーを放った。1-1の10回だ。1死から荒金が内野安打、鈴木の犠打で二塁に進めたチャンス。「いい場面で回してもらい感謝です」と押本の初球フォークを振り抜いた。「抜けてくれと言いながら走った」と快足を飛ばし、立ったまま三塁に到達してみせた。一時は打率2割を割った男が、終わってみれば今季5度目の猛打賞。正田打撃コーチは「調子が悪い状態が続いたが、上がるころと思っていた」と三塁ベンチ前で小躍りした。
2年前まで虎将だった岡田彰布監督(52)には勝手知ったるセとの対戦だ。この日は「3打席目で早く仕掛けたかったからな」と先発近藤を9番ではなく8番に入れ、言葉どおりに代打攻勢をかけた。9回にはヤクルトの守護神林に代打北川。オープン戦で満塁弾を放った相性で送り込んだ。中継ぎも8回から平野、岸田、レスターが無失点リレー。「セ・リーグ?
普通やったよ継投?
予定通りよ。これで形的に確立できたら、どんどん攻めて行けるからな」。代打起用に投手交代と、仕掛けのタイミングを楽しんでタクトを振った。直前のロッテ戦では連敗を7で、この日はヤクルト戦の連敗も6で阻止。ようやく反攻が始まった。【押谷謙爾】
[2010年5月13日11時1分
紙面から]ソーシャルブックマーク



