<中日5-1ソフトバンク>◇12日◇ナゴヤドーム

 ソフトバンク川崎宗則内野手(28)が、プロ11年目で初の月間MVP受賞に自ら祝砲を打ち上げた。6回表。中日吉見の変化球をすくい上げた打球は、右翼席へ。今季3号ソロだ。「思い切り振り上げていきました」。甘く入ってきた失投をとらえ、軽快にベースを1周した。

 テンションは最高潮に達していた。交流戦開幕の中日戦の前。3・4月度の日本生命月間MVPが発表され、プロ初受賞が決まった。「うれしい。小学校のときから、賞がつくものは、全部うれしい」。8回の4打席目は左腕高橋の初球をジャストミートし、左翼線二塁打。3、4月の34試合のうち、31戦で安打を記録。その間の52安打、打率3割6分9厘はリーグトップだったが、交流戦に入っても、勢いは衰えない。この日4打席で、すべてファーストストライクを打って出るなど、交流戦でも持ち味の積極性を貫いた。

 移動日だった前日から中日モードだった。飛行機の中で手にした本は、中日で活躍した立浪和義氏の「負けん気」。気持ちを高ぶらせ、名古屋入り。セ首位打者の森野が3安打と活躍したが、パ首位打者に13日まで君臨してきた川崎も2安打1本塁打と対抗した。

 「明日も元気に頑張ります」。試合には敗れたが、ヒットメーカーのバットは湿っていない。チームの交流戦3連覇へ、背番号52がセ界投手陣に切り込んでいく。

 [2010年5月13日11時0分

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