<中日3-0楽天>◇24日◇ナゴヤドーム
中日トニ・ブランコ内野手(29)が今季初の2試合連発となる11号ソロを放った。1-0の6回、楽天先発ラズナーの初球。真ん中にきたスライダーを完ぺきにとらえると、打球は左翼席にライナーで突き刺さった。
「今までいろいろ考えすぎていたから、積極的にいった」。開幕から不振のトンネルを出たり、入ったりしていた主砲がようやく乗ってきた。
上昇気配には理由がある。「監督のアドバイスもあってちょっとスタンスを平行にしているんだ」。これまではオープンスタンスだったが、落合監督の助言でスクエアにした。左肩がホームベース方向に入りすぎる欠点を修正し、内角球をスムーズに打つことが狙い。結果に対し、技術的な裏付けがあることで自信もよみがえってきた。
23日、ブランコが6試合ぶりの10号を放った後、落合監督は「ちょっとよかったからと言って持ち上げるな」と、報道陣にくぎを刺した。ただ、久しぶりの1発に浮かれる助っ人ではない。
試合後、ベンチ裏の打撃練習場にはいつまでも快音が響いていた。ブランコがセサルとともに居残り練習を行っていた。他の選手やコーチが続々と引き揚げた後、家路についたのは日付が変わる直前だった。
「昨日の練習の成果?
それもあったかもしれない。神様のおかげで打つことができたよ」。向上心を持ち続ける助っ人に、野球の神様もようやく、ほほ笑み始めた。【鈴木忠平】
[2010年5月25日11時4分
紙面から]ソーシャルブックマーク



