<セCSファーストステージ:阪神1-3巨人>◇第1戦◇16日◇甲子園
生まれ変わり打線で、巨人の度胆抜いたれ!
クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦は阪神が落とした。ブラゼルのソロのみ、5安打1得点と沈黙したが、阪神真弓明信監督(57)は強気に逆襲宣言だ。「ビックリするような打線になる!」。右肩痛の金本をスタメンから欠いたが、1番マートン、3番鳥谷の入れ替えや桜井、藤川俊の抜てきなど、反抗打線への期待は膨らむばかり。まだまだこれからや!
超短期決戦で先手を落としたのは、痛恨の極みだ。17日の第2戦が今季最終戦になるのか。真弓阪神が絶体絶命のピンチを迎えた。そんな状況下で、指揮官は不敵に“予言”した。打順変更について問われると、開き直ったような口調で答えた。
真弓監督
明日、ビックリするような打線になっているかもしれんで!
勝負はまだ一気にひっくり返せる。追い詰められた素振りは全く見せずに、クラブハウスへと消えていった。
ビックリ発言は2通りに解釈できる。ひとつは打線のテコ入れ。有力なのは、1番鳥谷と3番マートンに入れ替えだ。今季は流れが悪くなると、2人のキーマンを配置転換した。和田打撃コーチは「どちらが1、3番に入っても、悪いということはない」と話している。短期決戦では基本的な打順に固執すると、失敗するケースもある。1戦ごとに臨機応変に対応することが求められる。上位打線に加え、先発が予想される巨人内海に対し、相性のいい桜井のスタメン起用が有力。さらに代打で山口から右前打を放った藤川俊の抜てきも考えられる。初戦の先発オーダーから4カ所を修正し、巻き返しを図る可能性がある。
もうひとつが、打線爆発を信じて待つという解釈だ。この日は主軸3人でヒットは打ったのは、ソロアーチのブラゼルだけ。右肩の不調で金本をスタメンから欠いた打線はシーズンと同様にもろさを見せた。真弓監督はこの光景を悔しがった。「シーズン中にもチャンスを作るが、もう1本出ない試合が結構あった。勝負強くなってほしいんだが…」。3打数無安打に終わった4番新井は、その象徴的な存在になっているが、それでも最後まで信頼を失うことはない。「ここまでやってくれたんだから、4番を替えることはない」というコーチ陣の声もある。一夜明けて、ダイナマイト打線の復活に託すしかない。
初の本拠地開催となったクライマックスシリーズ。地元のファンのためにも、このまま終われない。真弓監督は「後がないんで、とにかく明日、絶対に勝つつもりでいく」と力をこめた。日本一の夢に希望をつなぐためにも、勝利しかない。指揮官の予言が現実となるか。
[2010年10月17日11時41分
紙面から]ソーシャルブックマーク




