さあ虎党の子供たち、ブラ砲の似顔絵を描いて甲子園に行こう!

 阪神クレイグ・ブラゼル内野手(30)が似顔絵コンテストを計画していることが11日、分かった。入賞した子供たちをホームゲームに招待する楽しいファンサービス・プラン。怪力助っ人はすでに残留が決定的で、正式に来季契約を結び次第、詳細を詰めることになりそうだ。

 優しく笑うブラゼル、鬼の形相でバットを握るブラゼル、ダンスを踊るブラゼル…。下手くそでもいい。一生懸命、似顔絵を描こう!

 子供好きのブラゼルが心温まるイベントを用意している。似顔絵コンテストを開催しようというのだ。

 現時点でのイメージはこうだ。対象者は小学6年生以下の子供たち。球団に送られてきた似顔絵から、ブラゼル本人らが入賞者を選び、今季の本塁打数と同じ47組、計94人の親子をホームゲーム1試合に招待。ブラゼルのオリジナルグッズをプレゼントし、観戦を楽しんでもらう。

 計画を練り、初めて明かしたのは9月中旬だった。

 ブラゼル

 今年ホームランを打った数だけ、来年は子供たちを球場に招待したいんだ。自分がどれだけ頑張っているかを手紙に一生懸命書いてもらって、それを見て招待する子供たちを決めるんだ。僕はちゃんと勉強をしていますとか、私は親の手伝いをしていますとか、何でもいい。

 さすがに送られてきた手紙すべてにブラゼルが目を通すのは時間的にも困難。幼児でも参加可能で、もっと分かりやすく簡単なモノを、ということで浮上したのが似顔絵コンテストだった。もちろん、幼稚園児も3歳児もみ~んな対象者。うまい下手は別に、一生懸命描けば入賞の可能性は十分ある。

 今季は打率2割9分6厘、47本塁打、117打点。本塁打、打点はともにリーグ2位の大活躍で虎を引っ張った。11年も残留は決定的だが、厳密にはまだ来季契約を結んでいない。今後正式に契約を結び次第、球団や球場側と似顔絵コンテストの詳細を詰めることになりそうだ。

 シーズン中から積極的にサイン、写真撮影などのファンサービスを行ってきた。子供たちに与える夢は場外ホームラン級だ。【佐井陽介】

 [2010年11月12日10時57分

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