原巨人に新たな先発ローテーション候補が加わった。13日、宮崎秋季キャンプでのソフトバンクとの練習試合に、1年目の右腕小野淳平投手(23)が先発した。1回に先頭打者に四球を与えた以外はほぼ完ぺきで、4回を無安打無失点。三塁を踏ませない快投で、4-2の勝利に貢献した。

 4回2死二塁で迎えた小斉への初球は死球ギリギリの内角への直球。この球で腰を引かせ、しっかり一ゴロで打ち取るなど、持ち味の勝負根性を発揮した。150キロの直球を持ちながら、今季は1軍登板はなし。緩急が課題だった右腕に、川口投手総合コーチが習得を勧めたのがカーブだった。今キャンプ中もマンツーマンで指導を受け、「どんどん使っていきたかった」と、多投した。しかし、抜けてボール球となるケースも見られ、「四球もありましたし、投げ込んでカウントを取れるようにしていかないといけない」と課題を忘れなかった。

 原監督は「非常によかった。腕の振りもいいし、楽しみな投手。度胸も据わっているし、ストライクを取るのに不安もなさそう」と評価し、先発候補かと聞かれ「もちろんそうなってほしい」と期待した。小野が加われば、先発陣の競争は激化する。新たな若い力の出現が、課題の投手陣のカンフル剤になる。【佐竹実】

 [2010年11月14日8時54分

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