そら、捕手はほしいわな-。城島の長期離脱にともない捕手補強へ動く阪神に対抗し、オリックス岡田彰布監督(52)も13日、捕手獲得を検討していることを明かした。「うちは(捕手)6人。絶対数が少ない。ケガの多いポジションやし、もう1人くらい絶対いるわ」。こう語る表情は真顔だった。

 今オフは捕手のFA有資格者が多く、動向に注目していたが「(阪神が捕手補強に動く)影響はあるよ。分からんようになってきた。トレードでも、人数的に、もう1人はほしい」。獲得を狙う選手が競合する可能性もあり、城島余波を警戒した。

 また、補強手段がトレードなら、岡田監督いわく「そら巨人やろ。育成も含めて、十何人おるんちゃうか」とポロリ。実際、巨人は育成枠も含め捕手は9人。冗談か、本気か。表情不変のまま勝負強い打撃を誇った現役時代同様に、とらえどころのない岡田節だったが、巨人とは昨オフ、トレードで木佐貫を獲得するなど、原監督とのパイプも太い。

 オリックスは日高も今オフ、FA権を取得し、球団と交渉中で正式な返答はないだけに、岡田オリックスにとって、捕手補強が重要課題であるのは事実だが…。

 [2010年11月14日11時13分

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