開幕投手候補に殴り込みや!

 阪神岩田稔投手(27)が14日、今キャンプ2度目のシート打撃に登板した。左ひじ手術後3度目の実戦で、5回4安打無失点。全59球で、今季の登板を締めくくった。

 岩田

 (3日のシート打撃と)比べると、全然今日の方がいい。順調にきました。まだ、投げるにも制限はあるので、完全ではない。ただ、いい感じになっているのは、間違いない。

 ストレートの最速141キロ止まりながら、宝刀スライダーが威力を発揮した。1回、岡崎太一捕手(27)をスライダーで一ゴロに仕留めてリズムに乗った。藤川俊介外野手(23)、大和内野手(23)ら伸び盛りの若手にも的を絞らせない。10個のゴロが格の違いを示していた。貫禄(かんろく)の投球に、指揮官も期待を膨らませた。

 真弓監督

 大丈夫そうやね。(投げられて)気持ちも全然違うでしょ。ボールのキレが、だいぶ良くなってきた。ローテ?

 もちろん。

 今季は開幕前に左ひじを手術し、リハビリに明け暮れた。実戦復帰となった、10月26日フェニックス・リーグ巨人戦は3回6安打4失点。前回のシート打撃は打者10人に2安打無失点と、日増しに手応えを感じている。完全復帰に向け、オフもリハビリ組としてメニューを消化する。

 現状では、チーム最多勝の久保康友投手(30)、ケガから完全復活した能見篤史投手(31)らが、開幕投手の有力候補。岩田も、ダークホースとして名乗りを上げる。今季チームに貢献できなかった左腕が、雪辱のシーズンでフル稼働する。【鎌田真一郎】

 [2010年11月15日11時9分

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